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接続順のあれこれ 1 – 歪み系とワウ編 –

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

アッホ夫婦、というすごいタイトルの本を最近読みました。たまにこういうの読むと気が楽になりますね。

はい、今回はお問い合わせ、ご相談の多い接続順について書いてみたいと思います。

いっぺんに書くとややこしくなるかなーということで、歪み系とワウに絞ってますので空間系は次回 (予定) です。

接続順とその効果

エフェクターをどうつないでいいかわからない、というお問い合わせは昔からよくいただきます。

とりあえずつながっていれば音は出るのでこれでいいのか?と不安に思う、あってるのかどうか謎、など。

ある程度のセオリーはありますが、絶対にこうしなきゃダメ、というものではありません。

個性的な使い方、これが私の音、という道筋は実際に繋いで弾いてみて好きな方が正解なわけで個人差があります。

日常生活に置き換えると食べる順番みたいなものかと思います。

ざっくりと、ごはん、デザート、コーヒーなど。

ごはんの後に食べるのがデザート、コーヒーがセオリーかと思いますが、まれにデザート食べてごはんって方もいらっしゃいますよね。

コーヒーは食前、食後だと効果が変わったりするらしいので人それぞれのお好み、狙った効果で変える、変えてもいい、一般的なセオリーは知った上で私はこう、私は私で OK です。

エフェクターもそういう感じで良いと思います。

一般的なセオリー

#1. オーバードライブ ディストーション ブースター

一般的なセオリーは言い換えるとこの接続は無難、とも言えるかと思います。

それぞれ単体ではもちろん、オーバードライブとディストーションで厚い歪みをつくってソロではブースター ON、など使い勝手の良い接続順です。

お好み、使用方法によってはディストーション オーバードライブでも OK です。


#2. ブースター オーバードライブ ディストーション

こちらは前段ブースト、ギターやベースからの信号をまずブースト。

ブーストされた音にオーバードライブ、ディストーションがかかるのでない時よりも後ろの歪みのかかり方がそもそも元気な音になります。

Ep-booster はゼロで常時 ON にするとつややかな音色がはじまりになります。

後ろのかかりにつややかが加算されますので全体的につややかになる、ブースターという名前ではありますが、音色補正的に使う場合はこの接続順がおすすめです。


#3. ディストーション オーバードライブ

数を絞る、厳選パターンです。

ディストーションをメインの音として、後ろのオーバードライブはGAIN を抑えて LEVEL を上げてブースターとして使用。

昔々は『ブースター』という名前のエフェクターがなかったので上記のセッティングでオーバードライブをブースターとして使う、がブースターのはじまりである、と思う

とこういう辺りもややこしいと感じる部分かと思います。

図の例は後段ブースト、順番を変えて前段ブースト、お好みで変えても OK です。

厳選することでできなくなることもありますが、ギターのボリュームやトーンでカバーする、ディストーションはチャンネルがあるタイプを選ぶなど、コンパクト化の方法はいくつかあります。


#4. ワウ オーバードライブ ディストーション ブースター

続いてワウのあるパターンです。

一般的なセオリーでワウが頭、素直にかかるワウは先頭付近、歪みの前になります。


#5. オーバードライブ ディストーション ワウ ブースター

歪みの後にワウ、こちらを好む方もいらっしゃいますので二番目に一般的です。

歪んだ音にワウがかかるのでワウがギャウっとエグい音になります。

ワウの時はハードでアグレッシブにしたい場合はこの順番です。

あとがき

基本、エフェクターは組み合わせて使用するのが一般的ですので接続順、というセオリーがあるのだと思います。

そうそういらっしゃらないと思いますが、それぞれ単体でしか使わない、使う時は常に 1 個ずつ、絶対に重ねてはかけないっていう場合の順番はなんでもいいっちゃいいんですよね。(バッファ効果は省くと)

すごく自由なモノですので実際に接続順をセオリーから試して順番を変えて実際に試して弾き比べてみる、そこでこっちの方が好きだな、があればそこが自分の音になっていくものだと思っています。

自由過ぎてアレですが、『シンプルに自由』と考えると気が楽になると思います。

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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

 


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