札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
これは心霊現象なんじゃ…って思うくらい頻繁に部屋の電気が突如消えてたんですよね。うちの中では一番新しい蛍光管なんですが、こりゃおかしいと念のため蛍光管を変えてみてもダメ。
最初からそうすれば良かったのですが、管理会社に電話して後日業者さんが見に来てくれたわけですが、2001年製の電気機器なのでおそらく寿命、交換しますねーと。あっさり新品交換となり明るい作業場が戻ってきてめでたし、めでたしなのですが、なんとそれがまさかのLED。
元のと新品、2セットの蛍光管在庫よ…。置き場に困る。
と、いうことで今回はちょっと珍しいご依頼のお話。
「パッコンギ」っていうインパクト大な響き。韓国のお茶碗だそうですが、それを筐体に使ったエフェクターがありました。
ホンダサウンドワークスさんの MAD FUZZ ですね。
楽器店時代、スタッフ約2名がハマって買っていたのをよく覚えています。
それを最近オークションなどで数台買い集めている上記のうちの約1名の方がですね、1台 DC ジャックに交換されていたからむしろ筐体ごと変えてみたい!というご要望で。
結果、こうなりました(左)。
使った筐体は HAMMOND / 1590BB です。
あのエフェクターもそういえば筐体ハモンドだったなーと配置などはおまかせいただいたので、ポット、ジャック、スイッチの位置、ノブの見た目もあのエフェクターによせてみました。
パッコンギっていう名前以上にインパクトあるルックスですが、お茶碗と下の銀皿止めてるのって両サイドのジャックに引っ掛けた輪ゴムなんですよね。
シャレが効いててひじょうにナイスなんですが、ボード固定には向きません(笑)
製作された方のこだわりを思うと変更するのは心苦しかったりもするのですが、試しにやってみましょうよ!っていうご依頼主様からのたってのご要望なのでつい(笑)
スイッチに不具合が出ていたので一緒に交換、元のは元の見た目を再現してほしい!ということでしたので、修理交換で出てた交換済みポットとスイッチ、ジャックを取り付けてノブも戻して中身は空っぽですが MAD FUZZ の外観、パッコンギ丸出しで復元。
音は相変わらず強烈です。
たまに風変わりなご依頼も気分転換になって良いもので。Nくん、いつもありがとうございます!