
札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
今年は全然キャンプに行けなかった…と前回書いたところ、思い立って早朝に帰宅すればいっか、と今週無理矢理行ってきました。翌朝は4時起き。
現地での行動はまだ全然いいのですが、行きと帰りがとにかく寒い、指先どうにかなっちゃうんじゃないかと思うほどの極寒キャンプでした。
さて、今回は製作例です。板からつくるエフェクターボード、エレアコ用のサンプルボードを製作してみました。
ハンドルをつけようかと考えておりますが、なかなか気に入ったのが見つからず、まだプレーンな感じですが、これまでとは違うモノを一部に使用して仕上げております。
こういうボードがあったらアコースティックセットの時も便利かも、と製作してみました。
ちょうどいいサイズがないので板から切り出して気に入っている塗料で塗って塗って重ねて塗って作っています。
正面からです。
入出力は L.R. Baggs / PARA ACOUSTIC D.I. ですべて完結しますので本体手前にスペースを設けております。
左側のエフェクターは FX LOOP に。ここが先週の Y 字ケーブルですね。
センド / リターンはステレオプラグの TIP で送って RING に返す、入出力の接続端子を減らすことでボディサイズをコンパクトにしているのではなかろうかと思います。
板の塗料の 凸凹 感が個人的には好きです。どこで終わりにしようか困る、そういう類の塗料になっております。
左側面からです。
今回のパワーサプライ、WALRUS AUDIO / CANVAS POWER 5 はかなりコンパクトですが、電源ケーブルを接続するユニットが別のため、本体下に配置。DC ケーブルは本体に付属のモノを使用、端子まわりのデザインが良いです。
右側面からです。
そこそこ大きいサイズのゴム足を使用してボード自体にある程度高さを出しています。
ボード裏の中央にネジを仕込んで小さいマイクスタンドに固定して立ったまま操作できるようにしようかな、とも思いましたが楽器と近くなるとノイズをひろうこともあるので今回はやめました。
背面からです。
L.R.Baggs / PARA ACOUSTIC D.I. は電池駆動、または D.I. OUT でのファンタム電源供給ですので、DC 端子には対応しておりません。
常に D.I. OUT とも限りませんので電池の入換えがしやすいように詰める場合は上にスペースが必要です。
パワーサプライが黒でシンプルかと思いきや、背後もなかなかカラフルに主張してきています。
裏面です。
凸凹(デコボコ) の 凹凸(オウトツ) 感を出すのが塗りの楽しみです。
仕上がりのイメージは雪の宿、的な。三幸製菓さんの。
今回のパッチケーブルのプラグ類は KMMK Solutions 製、色をブラックで統一しております。
影武者と言うか、機材が強調されるような、全体的に引き締まった感じに見えます。
このパワーサプライについては次回、詳しく書いてみたいと思います。
個人的にはエレキ用のボードほど出番がないため、普段の練習にも使えたらいいかな、とルーパー、tc electronic / DITTO LOOPER を組み込んでみました。
一応、ルーパーというのは踏むとスタートで、そこから弾いた内容を記憶してくれます。
もう一回踏んだところでストップ、そこが繰り返し再生になるので自分でバッキングを弾いたのを流しながらソロを弾く、といった使い方ができます。
板からつくるエフェクターボード、移動にはケースが別途必要になりますが機材配置での寸法、ジャストサイズで製作できますのでわりとコンパクトになるかと思います。
こちらも日本全国から受注生産可能です。ご使用の機材をご連絡いただければレイアウト図の作成が可能です。
ご使用のイメージ、サイズ、ご相談、などお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
と、こんな感じでリュックひとつ、ソロキャンプツーリングが趣味の人間が製作しております。
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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。『全都道府県に製作実績を』を目標にしておりますので、日本全国よりご相談、ご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。