
札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
アルモアン。どことなく異国のお菓子っぽい響きですが、アルモアが好きな人の名称をこう呼んだらいいんじゃないかしら、とちょっと前に思ったのですがこれはわざわざ書くまでもないな、というようなことも書いてしまうようになったのは歳のせいかと思う今日この頃、アルモアン根尾です。
いよいよ来週になりました、AREA 8 BOARD 試奏会に先がけなんか関連することはないかなー、と過去の写真を見返していたところ、ボードオーダー時のカスタムについてこういうのある、というのをご紹介させていただきたいと思います。
これが AREA 8 BOARD の外観になるわけですが、既製品は黒で全体が一色のところ、オーダー時は 14 色から指定が可能です。
全体単色のみかと思いきや、このように各パネルごとにも指定が可能です。
その昔、Ludwig のドラムに『セールスマンキット』というのがあったのですが、その名のとおり、色見本的にシェルがラインナップのマルチカラーだったんですよね。
アレ欲しかったなー、という憧れもあり、ボードも各パネルで色見本になればいいなと可能かどうか聞いてみたところ可能だった、ということです。
本当はパネル一面で全色にしたかったのですが、それはできませんでした。
できなくはないけど、色と色の間にサッシを挟まなきゃいけないのでとんでもない金額になる、という感じでした。
同様に設置面も色の指定が可能です。
この部分は ARMOR / PS-NB シリーズの場合はドライバー一本で変更が可能です。
『PS-NB シリーズ用交換ボード』という製品があります。
既製品でも NB シリーズはカスタムできるわけですね。
ネジ穴をうまく避ければこの部分だけを交換して外観共通、中身はバリエーションと、少数でしたら一応可能です。
ですが、ネジ穴位置をスペースに、が最優先になるので、位置関係の使い勝手はその次になってしまうのが難点です。
★ PS-NB シリーズ用交換ボードカスタム例
持ち手部分の変更が可能です。
既製品の最大サイズ、PS-0 シリーズには 124、その他は 122、というタイプになります。
最初の方の画像に戻っていただくと AREA 8 BOARD は小さいのに最大サイズについているハンドルにしてみた、というわけですね。
どちらの持ち手も移動時にカタカタいわない、使わない時は面に沿うように戻るタイプで 124 がラバー、122 は丸く持った感じが異なります。
経年変化を見たかった、というのも 124 にした理由ですのでこのお話はまたいつか。
ボードの蓋側面にハンドルを追加することが可能です。
縦置き、横置き、車載時など、取り出しやすくちょっとした移動時にも便利な仕様です。
ボードの奥行きにサイドハンドルの寸法が収まるサイズの場合に追加可能です。
ちなみに既製品では末尾に ”L” が付いている品番がサイドハンドル付きになります。
カスタムオーダーをすると大きく異なる部分があります。
側面画像のとおり、蓋の形状が違うんですよね。
左は既製品で ”C” シリーズではフチ化するアルモア特有の斜めカット。
右のカスタムオーダーは斜めではないまっすぐ。塀のようなフチも生まれません。
アルモアといえば斜めカット、という部分でもありますが、カスタムオーダーは基本こちらのどちらもフラット形状になります。
厳密に言うとオーダーでも斜めカットにできなくはないのですが、同サイズ複数個でのオーダーが条件になります。
製作面ではフラットの方がかさ上げせずに端っこまで寄せれるのでいいのですが、このルックスはアルモアの魅力でもありますよね。アルモアン的には。
ということで 9月27日、試奏会楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。
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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
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