ギターのレシピの山脇オサムです。
そんなこんなで父親と二人三脚で練習、練習、また練習。モトクロス漬けです。
とにかく練習して、テクニックと度胸を付けてメキメキと速くなっていきました。
小学校5年の時は、中国地方で開催されるモトクロス選手権シリーズのキッズクラスでトップを走るくらいまで成長します。
そんな時、西日本で活躍するキッズライダーが集結するレースが大阪で開催される事を知ります。
バイク用品ブランドで有名なRSタイチが運営し、当時の日本トップライダーも走るような名門コースでのレース。
そこで数ヶ月に渡りレースを開催するのですが、シリーズランク上位なったライダーに与えられる権利がすんごいんです。それが、、、
スーパークロスというのは、球場に土を入れてジャンプだらけのコースを作り、観客を何万人も集めて開催されるアメリカで大人気のモトクロスレースです。
文字通り世界のトップライダーが参加していろんな国で開催されます。
その日本開催時のエキシビション、キッズクラスレースの出場権なんです。
僕は当時からスーパークロスが大好きで大好きで、衛星で放送されるレースを毎月電気屋のおじさんに頼んでダビングしてもらってました。
もう本当にマニアなくらい好きで、ものっすごい憧れがあったんですね。
そんなレースがあるなら挑戦せな男じゃないだろ!ということで、小学6年生の時に大阪のレースに参戦することになります。
中国地方では名前も知られてて速さに自信もあったんですけど、いくらでも速いライダーはいるからまずはコンスタントにポイントを稼いで、なんとかスーパークロスを射程圏内に、、、と思っていたのですが、、、これがまったくもって大甘でした。
ポイントも何も、
レース本戦で走ることもできない。
むちゃくちゃレベル高いし、気合いの入り方が違う。でっかい車にバイクを何台も積んで、ウェアもヘルメットも新しいものばかり。もうぜんぜん違う!
片道6時間かけてレース会場に行き、予選を3周だけ走って、そのまま6時間かけてまた鳥取に帰る。車中12時間。レース10分。
人生で初めての挫折はこの時だとハッキリと言えます。一生分の悔し涙を流したと思います。
あー。。。スーパークロスなんて夢のまた夢か。。。
と落ち込む山脇少年ボーイですけど、こんな事で諦めないのが父親です。
毎回の予選落ちにピクピクなりながらも、来年もヤル気マンマン。
夢のスーパークロス出場をかけた戦い。
果たしてどんな結果になるのでしょうか?
山脇のレシピ。次回に続く。。。