

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

駐車場と道路の段差をなくす氷割りは楽しいけどすんごい暑くなってぼやぼやしてると汗で一気に冷えますね。駐車場がロードヒーティングの罠。
はい、今回はちょっと前に海外のエフェクターボードでよく使用されている細いパッチケーブルはなんなのか?ってことで調べて仕入れておりましたシールド、mogami / PART No. 2314 でパッチケーブルのサンプルを作ってみました。
長いこと HNEBD で使用している Klotz x CAJ / Patch とどう違うか、気になって比較してみましたので、そのお話を。
見出しのまんまなのですが、実際に同じ条件で入れ換えて弾き比べたところ、こう感じました。あくまでこの 2 本の比較では、というお話です。
・mogami / PART No. 2314 は繊細で煌びやか、やや高域寄りに感じました。
・Klotz x CAJ にも煌びやかさはあるものの、高中域で強くどっしりとしています。
どちらもクリアーな音ですが当然、メーカーが異なるため同じ音ではありません。
音の印象の他、中身を触った感じもカッターの入り方も違うので実際どれくらい違うのか知りたく、分解してみました。

シールドの中身はこんな風になっています。
普段目にするのは画像の黒いゴム部分、一番外側の名称をジャケット、またはシースと言います。
この内部、中心には画像の透明な筒(絶縁体)に包まれた芯線(画像の短い線材)があります。
音の通り道はココです。(わかりやすさのため長さを変えています。)
そしてジャケット内部の芯線 / 絶縁体の周りを包んでいるのが画像の長い線材、ここの名称がシールドです。
シールドは内部の芯線を電磁波など、外部からのノイズの原因になる電気信号をグランドに落として守ってくれるつくりになっているため、ギターのケーブルはシールドと呼ぶ、という感じです。
それらの部分を比較してみますと、
・ジャケット = 3.8mm
・絶縁体 = 1.4mm
ここは同じ数値でしたが中身が違いました。
残念ながらうちのノギスでは内部線材の細さまでは測れませんでしたが芯線の太さと本数に違いがありました。
まずはシールド。
見た感じ、触った感じ、曲げた感じで太さはどちらもほぼ同じに感じましたが本数が異なります。
・mogami / PART No. 2314 = 39 本
・Klotz x CAJ / Patch = 42 本
続いて芯線、ここの違いは大きかったです。
・mogami / 2314 = シールドよりも細いのが 30 本
・Klotz x CAJ / Patch = シールドよりもかなり太いのが 7 本
これらの違いが繊細さ、野太さ、音域の傾向に関連するのであろうと考えています。
シールドは各メーカー、様々なデータを元に設計されているのだと思います。
この素材、この太さ、この本数がベスト、と考えて創られているモノだとも思います。
減らしたらどうなるんだろうと昔試したことがありますが、芯線が少ないと音質面というよりも音量面でわかりやすく下がります。
当然、メーカーの意図する音ではなくなってしまいます。
そのためパッチケーブル、シールド製作の最初の加工時、ジャケットを剥いた時にシールド、絶縁体を剥いた時に芯線、どこか一本でも途中で銅線が切れてしまったらやり直します。
音の通り道であるシールドの内部線材、シールドに限らず、ギターやベース内の配線材なども内部線材は一本でも欠けたらダメ、絶対、と思っております。
と、書き終えてからなんの話だったっけ?と最初に戻るパターンだ…。
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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
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