ギターのレシピの山脇オサムです。
スーパークロスで大きな目標を達成した山脇少年ボーイ。次のシーズンもいろんなレースに参加して結果を出していきます。
鈴鹿で開催されたジュニアレースの最高峰「日本一決定戦」にも出場して10位を獲得。(スタートでクラッシュ!)
まわりから見ると「さぁここから」って感じに見えると思うんですけど、実は僕の心のなかには「引退」という文字がちらほら。
スーパークロスという夢を実現させたことで、なんだか燃え尽きてしまってたんです。モトクロスって危険と隣り合わせなので、こんな常温状態では攻めることができないんですね。
そしてもう1つの大きな理由。
実はこの時すでにギターを始めていて、ハマりにハマって一日中ず~っと弾いてる状態だったんです。要するに、自分の熱中の割合がモトクロスからギターに移っていってたんですね。
そして引退を決断したのが16歳のとき。モトクロスを始めてすでに10年なので、引退はなかなかの大事です。
父親に引退を告げた時のことは、今でもハッキリ覚えてますね。
(やめるって言ったら…まぁ1回はどつかれるだろうな…なんせヘルメットでどつくオヤジだからな…)
なんて思いながら家の裏の土手で運動してる父親に「俺、バイクやめるわ」と意を決して伝えると、うさぎ跳びしながら「おし!分かった!」と笑顔で受け止めてくれたんです。
これは泣きましたねー。
感謝の気持ちと申し訳ない気持ちとがまざって変な感情。10年間いろんなことがありましたからね。
結局、すぐに引退ということではなく国際ライセンスを取ってから引退しよう、という事になったのでそこから1シーズン125ccと250ccに乗ってレースを回りました。(125ccの2ストサウンド大好き!)
そして無事に国際ライセンスを取得し、モトクロス界から引退!
ちなみに数年後に聞いた話ですけど、引退するときにSUZUKIからサポートの話があったみたいです。(自慢)
ということで、ここで人生の第一章が幕を閉じて、第二章がはじまります。
僕がギターを始めたキッカケもモトクロスが大きく関係してるんです。
というのも大阪遠征に行くときは、片道6時間、往復12時間も車中にいるんですけど、その間ず~っとベンチャーズと寺内タケシさんの曲が流れてるんです。
小学4年から中学1年までずっとその環境だったので、完全に仕上がってますよね。
そんな時に、寺内タケシさんが地元にくる、という情報を聞きつけたのですが、これが僕の人生を大きく決定付ける日となります。
山脇のレシピ、次回へ続く。。。