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【山脇のレシピ#06】順位より重要なスーパークロスの裏の勝負とは?

ギターのレシピの山脇オサムです。

ジェフ・ワードと一緒に!

中学1年生でなんとかスーパークロスに出場することが山脇少年ボーイ。

でもその結果は最後から2番目。

とくに大きなミスがあったわけじゃないんですけど、それが実力だったんですね。まぁこの時は「出場すること」が目標だったので、大満足なのは間違いありません。

しかもこの時は、世界トップライダーのジェフ・ワードの引退年でもあったので、イベント最後のラストランにジェフ・ワードと一緒に僕たちキッズも走れたんですよ!

うぉー!!!
ジェフ・ワード!!
思ったよりより小さー!!
KXシブー!!

え?

ジェフ・ワードって誰って?

ギタリストで言うとアンガス・ヤングですよ。

これがスーパークロスの裏勝負

で、実はこのスーパークロスにはある裏の勝負があるんです。

スーパークロスで一番大きな見せ場は3連ジャンプです。

海外ライダーは慣れっこなのでバンバン飛ぶんですけど、日本にはそんなジャンプはなかったので、日本のトップライダーもビビるようなジャンプなんです。(よくクラッシュしてました)

もちろん乗ってるバイクは250cc

その3連ジャンプを80ccに乗ってるキッズでチャレンジャーが現れるかどうか!?が裏の勝負なんです。

順位よりこっちのほうが名誉。

当然僕たちは知ってますし、4万人のお客さんも知ってます。

なのでキッズのレースが始まるとザワザワするんです。カイジ以上のザワザワです。

ちなみに最後から2番目だったこの年、僕の1つ下の超イケイケライダーがこの3連ジャンプにチャレンジして大クラッシュしました。

その前年は、中国地方の先輩ライダーがチャレンジして見事成功させてます。

コーナーの一番外側をアクセル全開でそのままジャンプに突っ込むので、お客さんも音で分かるんですね。

キタキター!あの子いくぞー!!!

4万人がむちゃくちゃ盛り上がるんです。

この歓声を聞いて僕は誓いました。

「来年こそは!」

ヘルメットでどつかれる

そしてまた練習とレースの日々が続きます。

僕もまだまだ未熟なので、ジャンプでクラッシュしたり、スタートでぶっ飛んだり、崖から落ちたりと、もうむちゃくちゃな経験をしました。

父親も相変わらずイケイケです。

レースで1位を取ったのに、気合いが入ってないとかでヘルメットでどつかれましたからね。笑

いや頭守るもんだから!
てゆーか1位取ってるから!

仲間に会っても、いつもどこかにギプスはめてるし、首の骨が折れてボルトささってたり。もうすんごいの。笑

小指折れても病院すら行かないヤツいましたもんね。

それだけならまだしも、練習中の事故で下半身麻痺になった友達もいましたし、本当に悲しいことですが亡くなった先輩もいました。

そんな過酷な状況でも、毎週毎週体を張って練習しまくってレースで経験を積んで、やがて1年が経ちます。

中学2年生の冬。

スーパークロス…またしても出場決定!

その年は大阪ではなくて、近畿、中国、九州など西日本各地のレースでそれぞれ上位のライダーが出場できる仕組みに変わってたので、文字通り西日本の猛者が集結するスーパークロスです。

本番一発勝負!

レース当日。1年ぶりの西宮スタジアム。もうお祭りさわぎです。

※当時の写真がないのでイメージ。

僕も興奮してドッキドキ。パドックにいてもソワソワして落ち着かないんです。

でもこのソワソワは、スーパークロスに対してではなく、僕の決意に対してのソワソワなんです。

そう。

今年のスーパークロスの目標は「3連ジャンプを飛ぶこと」。

絶対飛んだるけぇと決意してたんです。

なのでどうしても失敗したときのことを考えてしまいます。正直むちゃくちゃ怖いです。

しかも練習走行では飛べてないので、本番一発勝負

いよいよレース目前。

スタート位置はくじ引きで決めるのですが、

ここで引いた番号がとんでもない数字だったのです。

山脇のレシピ、次回へ続く。。。

⇒【山脇のレシピ#07】運命のくじ引き。そして3連ジャンプ攻略へ

 

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