山脇オサムです。
■動画解説はこちら
※コードのレシピ〜中巻〜のレッスン動画を少しだけ公開しています
コード表記って色んなパターンがありますよね。
シーメジャーセブンスで言うとC△7、CM7、CMaj7とか。
シーマイナーセブンスで言うとCm7、C−7、Cmi7とか。
どちらも読み方は同じです。
なんで統一しないのかなって思うんですけど、統一しなきゃいけないほど重要なところじゃないんですよね。
マクドナルドを「マック」と言うか「マクド」と言うかくらいの違い、というか。どっちでもマクドナルドのことだと分かりますしね。
ちなみに僕が譜面を描くときはメジャーセブンスは△7、マイナーセブンスはm7、気持ちが荒んでるときは−7って書きます。
まぁここは良いんですど、ちゃんと理解しとかないとダメなところが「どの音が入ってるのか」というところです。
例えばC6とC13。6と13って見た目は全然違う数字なんですけど、音楽では6thの1オクターブ上が13thになるんです。
Cで言うとどちらもラの音なんですね。
どっちも同じ音なのに数字の表記が違う。
この違いってなんだろうって言うと「元のコードが3和音か4和音かの違い」なんです。
C6はCのトライアドである、
・ルート
・3rd
・5th
に6thだけを追加してください、という意味で要するに4和音コードなんです。
一方C13は、トライアドの
・ルート
・3rd
・5th
に7thを加えた4和音(C7)に13thを入れてください、という事になるんです。
1音しか違わないんですけど、サウンドやコードの役割が全然違ってくるんです。
コードの基本的な構成って、ルート、3rd、5th、7thがコードトーン、それ以外の9th、11th、13thがテンションと言うんですけど、テンションをコード名の横にポンっと書くだけだと「7thも込みですよ!」という暗黙のルールが発生するんです。
ファンクでよく使われるC9もそうですよね。
Cのルート、3rd、5thに9thを追加するんですけどそこには7thも含まれてるんです。9thだけを追加したい場合はCadd9という別の書き方になります。
こんな感じで表記によっては音が隠れてることも多々あるので表記の意味を知っておくのはとても重要なことだと思います。
ちなみに音がたくさん追加されるコードは実際には全部の音を弾けないので、ルートや5度を省略して弾くことが多いです。
バンドでやる場合、ルートはベースが弾いてくれますし、5度はそこまでコードに影響がないので。
この辺りも知っておくとコードを押さえるのがグッとやりやすくなるハズです!