山脇オサムです。
コードを身に付ける方法としてオススメなのが、「あまりポジションを移動しないでコードを弾いていく」という方法です。
「なるべく楽をしよう!」という発想ではなくてあくまでコードシェイプを身に付けるための練習方法です。(多少楽をしたい気持ちはある)
例えばC⇒F⇒Gというコードの場合。
すべて6弦ルートEシェイプでやってしまうと結構な横移動がありますよね。
コードフォームは同じなので指を変える手間が省けて楽なんですけど、どうしても横移動が長くなってしまいます。
そういう時に活用するのがコードシェイプの切り替えです。
例えばC⇒F⇒Gというコード進行を、(ポジションは違うのでシェイプのみ参考にしてください)
■C=5弦ルートAシェイプ
■F=6弦ルートEシェイプ
■G=6弦ルートEシェイプ
で弾くようにするとかなり横移動が少なくなってコードチェンジのタイムラグも少なくすることができます。
もっと横移動を少なくすると、
■C=6弦ルートEシェイプ
■F=5弦ルートAシェイプ
■G=5弦ルートCシェイプ
こうするとほぼ同じポジションでコードを展開することができます。
こうやって、もっと近いポジションで弾けないかな?という攻め方でやってみると自然とコードシェイプの上手な使い方が身に付くと思います。
でもコードの使い方でもっと効果的なのは、ポジションを優先するのではなくてコードの雰囲気を優先することです。
例えば力強く正当な雰囲気で攻めたい時は、多少コードの横移動があって弾きにくかったとしても全部6弦ルートEシェイプで弾いた方が雰囲気的にはバツグンに良かったりします。
コードの性質(メジャーかマイナーか)を全面に出してドラマチックにしたい時は3度の音がトップノートに来る5弦ルートCシェイプを使いまくるとか。
やっぱり最終的には「効率よく弾けるか」ではなくて「曲をカッコよくできるか」がポイントになるのは間違いないです。
そのためにもまずはいろんなシェイプを覚えるのがオススメ、ということですね!
■この曲のバッキング編でいろんなコードを解説しています
※テレビ番組のBGMとしても使われているオリジナルの楽曲です