
札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
こうも暑いと虫のサイズがスケールアップしてますね。こんなのいなかったぞ、っていうのと度々遭遇しています。
さて、久々にマイクケーブル製作のお問い合わせをいただきました。シールドと比較して件数は多くないのですが、マイクケーブル製作もしております。
いきなり話変わります。シールド自体を市販の色つきのモノにして番号を振り、マイクの配置を決めている PA 業務を行っている友人がおりますが、もしも使いたいマイクケーブルの種類があって、なおかつ複数本必要、という場合はプラグ部分で色分けもできる、というお話です。
コレですね。
何がすごいかってこのカラーリングは後からでも変更できるのが激しくナイスです。製作後、ハメる色間違ったー、となったとしてもハンダを外さなくても良いのです。
もっと明確にカラーを出したい場合はブッシングのカラーも合わせることが可能です。こちらは製作後の交換はハンダを外さないといけません。
マイクケーブル自体に色がついているとどこにあっても一目瞭然なのは間違いないですが、ステージ上であんまりケーブルを目立たせたくない、という場合はケーブルは黒一色、プラグ部分で判断するという方法もアリます。
実際、度々お手伝いしていると PA セッティングは常時時間勝負、いつも明るい場所とは限らず、視認性を優先すると負けますが、こういう方法もある、というお話です。
撤収時はケーブルが全部黒いと圧倒的に時間かかりそう…、と書いてて思いました。
外回りには向きませんが、固定のステージなら全部黒で締まりますよね。
シールドも NEUTRIK プラグならブッシングでのカラー分け、カラーカスタムが可能です。
過去製作例で何点かご紹介いたします。
・フォン(L)、フォン(R) / キャノン
キャノンアウトから L と R を分けてステレオ出力、接続時に迷わないように白(L)と赤(R)のブッシングで。
・シールド
BELDEN 9778。ケーブルスリーブとブッシングを同じ色に。
・スピーカーケーブル
定番のウミヘビに黒のケーブルスリーブをかけるとスズメバチっぽくなって怖いですが、アンプの色に合わせたブッシングを。
・フォン / キャノン
機材に合わせた色味。白いシンセの一部が木製でそこにカラーリングの色味を入れていますが、肝心の L と R はわからないというルックス優先仕様です。
いろいろこだわり出すと危ない気もしますが、一目でわかるようにするというのは時間短縮にもなりますし、一目ではわからないけど見た目はナイス、ということもできる、色って良いですね。
カラーブッシング、カラーリングの色は小学一年生のクーピーよりちょっと少ないくらいの基本全10色です。(カラーリングは蓄光タイプもあり)
・あか
・だいだい
・き
・みどり
・あお
・むらさき
・ちゃ
・はい
・しろ
・くろ
自分だけのケーブルをつくるのが楽しくなりますよね。人とは違うモノにしたい場合にもおすすめです。
最後に、全色手元にある時に撮影するべきでした…。
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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。『全都道府県に製作実績を』を目標にしておりますので、日本全国よりご相談、ご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。