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「What’s going on」のコードをお洒落に弾く

山脇オサムです。

「コードのパワーを最大限に引き出す」

前回「What’s going on」のリードギターを弾いたんですけど、コードバッキングも見たいというリクエストがあったので弾いてみました。

出てくるコードはこの4つでとてもシンプルです。

・E△7
・C#m7
・F#m9
・B7

この4つのコードを使っていろいろとアレンジしてみました。

アレンジと言っても大胆なアレンジではなくて元のコードを壊さない程度のアレンジです。

代理コードや裏コードを使うとガラリと雰囲気が変わるので「アレンジしてやったぞ感」があるんですけど(笑)、それをカッコ良くできるかどうかはまた別問題なんですよね。

なのでまずは元のコードのパワーを最大限引き出す使い方がオススメです。

ということで動画でも解説しているんですけどEM7の音の使い方です。

EM7の構成は、

・ルート
・M3rd(メジャーサード)
・5th(フィフス)
・M7(メジャーセブンス)

の4和音でシャレた雰囲気のコードなんですけど、そのシャレた雰囲気を作ってるのがM7です。

で、M7が入ってればどう弾いても同じじゃないかと言われそうなんですけど、全然違うんです。

 

「どの音をトップノートにするか」

着物にお洒落な刺繍を入れるときも、隠し味的にさりげなく裏に入れるか、表にババン!と入れて全面に出すかでかなり印象が違いますよね。

よーく見て初めてそのお洒落さに気が付く人と、50m離れててもお洒落感が分かる人と。

同じ刺繍だったとしても「どこに入れるのか?」でその印象がぜんぜん違う分けです。

昔、青山という街で叶姉妹を見かけたんですけど、マジな話、100m前から分かりましたからね。(笑)100m先から分かるのは叶姉妹かデーモン閣下くらいのもんですよ。


じゃあM7をどう使うとお洒落感がもっと出るのかと言うと「トップノート」に使うんです。

コードの中で一番高い音程にM7を設置するんです。

着物で言うと表の生地に思い切りバラの刺繍を入れる感じです。

たったこれだけのアレンジでコードの印象ってかなり変わるのでトップノートはめちゃくちゃ重要です。

どの音を設置するかで、安定感が出たりドラマチックになったり泥臭さが出たりと様々な表情を見せてくれるので、テンションや代理コードを使わなくてもコードのアレンジって十分できます。

まずは難しく考えずにトップノートでアレンジしてみましょう!

■トップノートの使い方はこちらで解説しています

 

 

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