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△7にアレンジする時はここに注意!

山脇オサムです。

「勝手に△7th付けちゃダメ!」

コードには「ボイシングを変える」というアレンジ以外に「曲の雰囲気を変える」というアレンジもあります。

3和音を4和音に変えるアレンジ方法で、CをC△7にしたりAmをAm7にして雰囲気を変えるんです。

3和音はストレートな雰囲気で4和音は少しお洒落でふんわりしたイメージです。

僕の中では四角が丸になるイメージで、尖ってた若者が歳を重ねて丸くなるような感じです。

有名曲のカバーでよく使われる手法ですよね。

このアレンジをする時に注意しなきゃいけないのが、勝手に△7をつけたりm7をつけたらダメ、という事です。

例えばKeyがCの曲で|C|F|G|C|というコード進行。

これをお洒落にしようとして全てのコードに△7を追加しちゃうとダメなんです。|C△7|F△7|G△7|C△7|

なぜか?各コードにはそれぞれの役割があって、その役割によって追加できる音が違うからです。

ドラクエで言うと、それぞれのキャラによって装備できる武器が違うのと同じなんです。

勇者は王道の剣が装備できるし魔法使いは魔法の杖が装備できる。でもその逆は役割が違うから装備できないっていう。コードにもそれがあるんです。

さっきのコード進行で言うと、Gの役割は「ドミナント」という役割なんです。

そのドミナントに装備できるのは△7ではなくm7で、コードにするとG7となるんです。なのでこのコード進行を4和音にすると|C△7|F△7|G7|C△7|となるんですね。


「すごく便利な一覧表」

4和音とか役割とかなんかムズイぞ!と思ったあなた!安心して下さい。

音楽にはキャラと装備できる武器の一覧表という便利なものがあるんです。

それがダイアトニックコードです。


※5番目のコードがG7になっている

ダイアトニックコードを見ると、どのコードにはどの音を追加すれば良いのかが一目瞭然で分かります。

雰囲気をアレンジする時はこのダイアトニックコードが大活躍するんですね。

雰囲気のアレンジだけじゃなくて、テンションコードにする時でもオブリガードを入れる時でもこのダイアトニックコードが基準になるんです。

名前は有名なダイアトニックコード。でもその中身は意外と知らないダイアトニックコード。

コードのレシピでじっくり解説していきます。

ちなみにm7を付けたらGm7という表記になるんじゃないの?っていう所も解説してます。

■コードのレシピ〜上巻〜はこちら

 

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