飼い猫に思いっきり鼻を引っかかれた、山脇オサムです。(なんで引っ掻くことがあるのよ!?)
前回ご紹介した「いとしのエリー」のジャズカバーなんですけど、このバッキングトラックも僕が作ってます。
作ると言っても「iReal Pro」というソフトを使ってるのでドラムやベースの打ち込みは不要で、単純に「どんなコード進行にするか」を指定するだけです。
いとしのエリーをちょっとお洒落にしようと思ったので、基本的なコード進行(3和音)を耳コピしてそれを4和音にアレンジした、という感じです。
3和音を4和音へアレンジ・・・そう!
「コードのレシピ上巻(⇒詳しくはこちら)」で解説している4和音アレンジです。
テンションコードを使わずとも4和音にするだけでかなり雰囲気の違ったお洒落なアレンジができるんです。(サビの頭だけテンションコードEm9)
もちろん「リズムが4ビートだからジャジィになる」という要素もあるんですけど、それだけじゃここまで雰囲気は変えられないんですよね。
カツ丼をイタリア風にする時にお皿だけイタリアンにしてもダメなんですよね。やっぱりカツ丼にトマトソースを使ったりバジルを乗っけてみたり、という工夫が必要なんです。
素材に一手間かける、という意味で3和音から4和音にするんです。
なぜカツ丼の例えなのか?この記事の原稿を書いてる時がちょうどお昼時で目の前にカツ丼屋さんがあったからです。
見たものを例える、それが山脇流です。でもそのカツ丼を見ながらハンバーグ食べてます。
で、こんなアレンジがパッと出来るとこのご時世、本当に楽しめます。
先ほど言った「iReal Pro」というソフト。
グルーヴや臨場感はうちの「自宅をライブ会場へ変えるバッキング集(⇒詳しくはこちら)」には及びませんけど、便利さでいえばピカイチ。
コードだけ打ち込めば勝手にソフトが演奏してくれるんです。
しかも、ジャズ、ラテン、ロック、ブルース、ファンク、ディスコ、ソウルなどワンタッチでジャンルを切り替えられます。
要するにコードの知識さえあればセッションやバンドをやってない人でも、自分の好きな曲を自分の考えたコードアレンジで楽しむことができるんです。
これは良いですよー!なかなかのハマり具合になると思います。
やっぱりソロだけじゃなくてコードの知識は絶対必要なのです!