ギターのレシピの山脇オサムです。
「コードのレシピ中巻(⇒詳しくはこちら)」はテンションコードのオンパレードなんですけど、解説してるコードフォームは押さえやすいものを選んでるので、難易度はそんなに高くありません。
コードってボイシング次第で「これ、一体どうやって押さえるの!?」っていうコードになっちゃうんですよね。指パッカーンみたいな。
まぁパッカーンにはパッカーンなりの響きがあるのでパッカーンができる人はぜひパッカーンをやってパッカーンな気持ちになるのもアリなんですが。
簡単なフォームを選んでると言っても、当然いつも弾いてる3和音や4和音とは違った押さえ方がたくさん出てきます。
そんな時にやってしまいがちなのが「コードを全体的に見て一気に押さえようとする」ことです。
初めて弾くコードって、全体的に見るとなかなか覚えられないんですよね。
数字を覚えるのと似てて、「549264」を一気に覚えるのは難しいけど「549-264」と3つずつに分けると覚えやすいっていう感じなんです。
で、それをコードに置き換えると「押さえる指とその順番を意識する」ということなんです。
例えばこのコード。
もうお馴染みのC△7(9)です。(ホントお馴染みだ)
このコードを一気に押さえるんじゃなくて、
・最初に中指で5弦3F
・その次に人差し指で4弦2F
という感じで分けて押さえていくんです。
これ、何が良いのかって言うと、最初に中指で5弦3Fを押さえることで他の指の動きをある程度限定することができるんですよね。
最初に中指で押さえると、人差し指は必ず中指よりヘッド側で押さえることになる、という限定です。
ちょっとした事なんですけど、これでスルスルっとコードフォームを思い出せるんですよね。
まぁ指1本だと寂しいので「中指の次は薬指で2弦3F!」ってところまであるとフォームは覚えやすいと思います。
ちなみにこのコードを押さえる時の僕の中の順番はこうです。
・中指で5弦3F
・人差し指で4弦2F
・薬指で2弦3F
・小指で3弦4F
今はパッと押さえられますけど、最初はこうやって覚えました。
こんなコードが「コードのレシピ中巻」にはたくさん出てくるので、1つのコツとして実践して頂ければと思います!