ブログコンテンツ

ラウル・ミドンから技を盗む!

山脇オサムです。

久々にラウル・ミドンの動画です。

 

「パーカッシブな理由がこれ」

ラウル・ミドンは盲目のギタリスト、いや単なるギタリストじゃなくて歌もヤバイしマウストランペットもヤバイしって言うとんでもなくエンターテイメントなアーティストです。

もうイントロからビックリするくらいの演奏ですよね。

どうやって弾いてんだ?ってよーく見てみると、音を出すときは手のひらで弦を叩いて、ブラッシングの時はストロークで弾いてるんですよね。

基本ギターを叩いてるので凄くパーカッシブなんですけど、そこをもっと分析してみると、弦を手のひらで叩いて出る音の音量って結構小さいんですけど、その反面ブラッシングはストロークなので大きく出るんです。

要するに実音よりブラッシングアクセントの方が大きいんですよね。なのでめちゃめちゃパーカッシブになってるんだと思います。

こういうところも自分の演奏に盗めるところですよね。

ちょっとリズムを強調しようと思ったらそういうバランスにすれば寄ってくるっていう。

こういうコントロール方法を知ってるとかなり強いです。

でもブラッシングってテクニック的には端っこの立ち位置なんですよね。めちゃくちゃ重要なのになぜか軽く見られがち。

ドラゴンボールで言うところの亀仙人みたいな感じです。物語の後半では全然目立たないんですけど、悟空にかめはめ波教えたのは亀仙人ですからね。

まぁタッピングとかスウィープの方が派手だし分かりやすいしっていうのは分かるんですけどねー。

ぜひブラッシングにもスポットライトを当てて行きたいもんです。

 

「セーハからのハンマリング」

あともう1つ盗みたいのはバレーコードでのハンマリングです。

この演奏をじっくり見てみると分かるんですけど、人差し指で1~6弦をセーハした状態で叩いて音を出して、その直後に薬指や中指でハンマリングしてるんです。

Em7で考えてみると1弦~5弦の7Fを人差し指でセーハ。その状態で音を出してその直後に4弦9Fを薬指、2弦8Fを中指でハンマリングする感じです。

めちゃくちゃカッコいいですよね。僕はこの響きが好きなのでよく使ってます。

もちろんこのハンマリングのタイミングにもリズムがいるんですけど、しっかりハマってくればかなり使える小技です。

そしてなんと言っても2:02からのマウストランペットです。

口でトランペットそっくりの音を出しちゃうっていう事なんですけど、そのクオリティが凄いです。

僕は初めてこの曲を聞いたのはラジオだったんですけど、本当にトランペッターが吹いてると思ったほどです。

で、そのマウストランペットとギターのフレーズでハモリをやっちゃうっていう。

上乗せ具合がハンパじゃない!ラーメンで言うと背脂多めのチャーシュー大盛!俺、絶対食べれない!

■ギター教材人気ランキングはこちら

 

 

関連記事

  1. ギタリスト必須の「分数コード」とは?
  2. 【初心者のレシピ】最初に覚えるコードはこれがベスト
  3. 締めのコードがお洒落すぎました
  4. E9に6弦解放を入れたファンキーカッティング
  5. ロベン・フォードからコードを学べ!
  6. むちゃくちゃお洒落なコードテクニック
  7. 超便利!コードをディグリーに置き換えよう!
  8. ソウルフルな「Harry Hippie」を弾いてみよう

最近の記事

PAGE TOP