山脇オサムです。
初心者の方を挫折させることで有名なバレーコード。指一本で複数の弦を一気に押さえて弾くアレです。
有名なところでは6弦ルートのFメジャーコードですよね。
1〜6弦の1Fを人差し指でガッと押さえてその上に、
・5弦3Fを薬指
・4弦3Fを小指
・3弦2Fを中指
で押さえます。
これは有名ですよね。
でもこの有名なFの影に隠れて実は伏兵として見逃せないのがFマイナーコードなんです。
さっきの押さえ方の3弦2Fの中指を外して3弦1Fを人差し指の第二関節くらいで押さえる形になります。
「Fメジャーより使う指が少なくなったから簡単っしょ!」
と思いがちなんですけどそこが伏兵ポイントで、確かに押さえる指の形は中指がない分簡単になるんですけど、代わりに押さえる3弦1Fの音が鳴らないんです!
1Fは人差し指でセーハしてる訳なので3弦は人差し指の第二関節くらいで押さえることになる、と言うのが難しいんですよね。
で、3弦1Fの音はFコードをマイナーに決定付ける「マイナー3rd」という大事な音なので、そこが鳴らないとFコードのキャラクターが出ないんです。
大声で熱く話してるけど結局いつも中立の立場じゃないか!っていうコメンテーターみたいになるんです。
なのでこの3弦1Fはすごく重要なんですね。
じゃあどうやって押さえれば音が出るのか、なんですけどちょっとしたポイントがあって、離した中指をセーハしてる人差し指と同じ形に伸ばしてそのまま人差し指の上に置くんです。
要するに人差し指だけでセーハしてたのを中指も協力して押さえる、という形です。
僕はこれを「加山雄三流セーハ攻略法」と呼んでいます。
中学の時にテレビで加山さんが押さえてるコードをみて、あの押さえ方なんだ?ってとこから身に付けました。(ハイパーランチャーズの時)
これで結構解決できるので初心者の方はぜひチャレンジしてみて下さい!