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コレが欲しかった、消費電流を調べるアイテム

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

急に雪が積もったと思ったら翌朝は広範囲に渡ってアイスバーン。凍ったイカみたいな路面は本当に怖い、札幌からです。

さて、今回はこういうモノはないもんなんだろうか、と前々から思ってはいたのですが、だいぶオーバースペックだったり、なんか半信半疑で買うのもなんだなー、とそのままになっており。ひょんなことからコレ!というモノを発見したのでさっそく仕入れてみました。

そんなピンポイント過ぎるアイテムがこちらです。

TRUE TONE / 1SPOT mA meter

待ちに待ったと言いますか、見つかるまでちゃんと探せ、と私に言いたいところですが、そもそもそういうモノがあるのか、と知ったのは昨年のマンションの検査?みたいので電気工事士の方が安全かどうかをいろいろと確認しに来てくれたことがありまして。

見慣れない工具で分電盤っていうんですかね、ブレーカー近辺でいろいろ作業していただいて、こういうことを確認するのか、と後ろで見ていたわけです。

その時に工具についてもご説明いただき、消費電流を測る方法についても聞いてみたところ、そういう機器がある、ということを知りました。

で、楽器に特化したモノがあればいいのに、と思ってはみたものの今のところ困っておらず、あれば便利だけど急ぎでどうしても必要なモノでもない、というポジションですのですっかりそのまま時間が経っていた、という感じでした。

そして先日、何かを調べている時に偶然コレが出てきたんです。

仕様を見ていくと、コレだコレだ、私が欲しかったのはと。

エフェクターの消費電流について

基本、エフェクターの電圧と規格、消費電流は取扱説明書やネット、そこにもなければ海外マニュアルで調べてレイアウト図にあらかじめ書き込んでいるのですが、そもそも消費電流表記がないのもしばしば。

さらには本体のプリント表記とマニュアル表記で大きく異なるのもあったりとここの部分はなかなか悩ましい情報展開になっています。

ひとつ例をあげておくと、Digitech / Bass Whammy です。

本体には『9VDC 1300mA』とプリントがありますが、取扱説明書の消費電流表記は『265mA以下@9VDC』。

これ(9VDC / 1300mA)以上は入れないで、なのか、かつての版を使いまわしているのかは謎ですが、本体だけの情報からだとパワーサプライじゃ無理だな…、となる数値です。

実際はセンターマイナス 9VDC / 500mA のパワーサプライで駆動します。

だいたいは説明書の表記が正しいのですが一部例外もあり、1個あったら他にもあるんじゃないか?と疑り深くなりますので実際の数値が目で確認できたら安心なんですよね。

計測できるのは

・DC 9~24V、999mA まで
・2.1 x 5.5mm プラグ
・センターマイナス

に限られますが、とりあえず知りたいのはそこなので充分です。

使い方も簡単でパワーサプライから mA meter へ接続、mA meter に付属のケーブルでエフェクターに接続、これだけです。パワーサプライとエフェクターの間に挟む感じですね。

電源スイッチなどはないですが、パワーサプライのコンセントを差し込むとディスプレイに消費電流が表示されます。

電源を入れた時、待機時、ON 時、でどういう風に変わっているのかを数値で見ることができる、というモノになっています。

表示される数値はおおむね説明書の表記通りですが、微妙に違うのもあったり、時間帯や大元の電源でも変わってくるのか、とも思いますが、知りたい数値が知れるので大変ありがたいアイテムです。

ボード製作時はちょっと怪しいのがある時は精神衛生上とても良いです。

これだけじゃピンポイント過ぎてアレなのか、おまけかどうかわかりませんが、ケーブルテスターの機能も付いています。


おまけついでに以前、製作のご依頼をいただいた時、フットスイッチ部分に見たことがないモノがついていたのですが、アレも場合によっては便利なんじゃないか、と調べて見つけて仕入れてみました。

・Providence / PFL-1000 (3個セット)

フットスイッチロック、というアイテムです。

エフェクター本体のスイッチ形状、ネジのピッチによってけっこう取付可、不可はありますが、うまくハマれば足で踏んでも操作できなくなる、というモノです。

取り付けてもちょっと痛いですが小指の先でなんとか ON / OFF はできますので、リバーブなど、常時 ON にしていたいエフェクターのそばによく操作するエフェクターがある場合、万が一足が当たってしまってもリバーブは OFF にならない、というモノですね。

また、スイッチの頭が飛び出し長めのタイプではフットスイッチロックを締め切ってもON/ OFF 操作ができます。変な角度で踏んでしまっても多少横ブレを防いでくれそうな気もします。

これまたピンポイント過ぎますが、MXR / talk box では途端にスイッチがゴツくなる、デコレーション的なアイテムになりますね。

強そう。

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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。


★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。『全都道府県に製作実績を』を目標にしておりますので、日本全国よりご相談、ご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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