

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

小学生の時か中学生の時か忘れましたが、電気屋さんに行くのがわりと好きでおこづかいはあんまりないけどたまにはなんか買ってみたい、そんな時にテレビやビデオのピンプラグにつけるカバーを発見し、カラフルでかっけー、と買ったことがありました。プラモみたいになっている SONY のだった気がします。
ということで、元々は以前あるお客様より『コレをつけてください』とご依頼いただいたのがきっかけでしたが、楽器メーカーがつくるモノもあるんですよね。
機材を守る、誤って接続するのを防ぐ、ということもできますので、今回はエフェクターボード内のエフェクターに限らず、接続しないジャックがある時、あまり頻繁には使わない機材がある場合、あったら激しく便利なアイテムのご紹介です。
名称的には CAJ のはフォンジャックプロテクター、NEUTRIK はダストキャップ、です。
役割は一緒ですが、使い勝手が異なるので適材適所で使うとあらためて便利なモノだと思いました。
機材内部へのホコリの侵入を防ぐ、端子の金属部分を酸化しにくくする、など接点を守るのは重要ですので、野外ライブが多い方にもとくにおすすめです。
まずは CAJ / Phone Jack Protector です。

装着してもほぼ飛び出さないので狭い場所でも難なく収まります。
反面、瞬時に取り外すのは若干ムズいのでほぼ使わないジャック、たとえば、
・使用しないスイッチャーのコントロール端子など
・ステレオ接続しない時のステレオ仕様のエフェクターのインプット、アウトプット
・端子が豊富でも使用しない端子があるジャンクションボックス
など、です。
端子が複数あるジャンクションボックスは接続防止にもなりますので間違いようがなくなりますよね。
続いて NEUTRIK / NDJ、フォン用です。

こちらは CAJ とは異なり出っ張ります。スペースがタイトなボードでは場所によっては収まらないことがあるので注意が必要です。
ですが、取り外し前提的な持ち手がついていますので毎回は使わないけど、たまに使うかもしれない、そんな時にはこちらが良いと考えます。

たとえば、ワイヤードでも使用可能なワイヤレスシステムです。
トランスミッターになんらかのトラブルが発生した時、シールドで接続して回避する、そんな時はだいたい慌てますからすぐに取り外し可能な持ち手があるこのタイプが安心です。
下のジャンクションボックス Thru1、Thru2 にハマっているのがCAJ / Phone Jack Protector です。もはや一体化してますよね。
さらに NEUTRIK / NDM とNDF、XLR のオス用、メス用もあります。


こちらも簡単に取り外しができますので、フォンアウトでアンプを使うか、XLR で D.I. アウト使うか、毎回異なったとしてもまったく苦にはなりません。なくすのだけは注意が必要ですが。

毎日は使わないかなーというインターフェースなど、コレをハメておけば精神衛生上、ちょっと安心かもしれません。

めちゃくちゃ余談ですが、ちょうどいいなコレ、と個人的に思っているのがMXR / talk box のホースを挿すところ、スピーカーの穴部分のシャフトに輪ゴムを巻くなどちょっと外径を広げてあげるとジャックダニエルの蓋がハマります。※ 洗って使用しています
接続端子が上を向いていて使わない時がある穴系はとくに、思わぬゴミや汗などの機材に大敵な水分も入りやすいので、その手のトラブルを未然に防げる効果があります。
足元で使用することが多いモノですのでこういうケア用品は嬉しいですね。ピンポイントな使用方法も多くアレでしたが、こういうモノもあります、というお話でした。
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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
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