ブログコンテンツ

抜いてみて ないとダメだが あるペダル

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

最近は雨ばかりで雪が降るのも早くて秋が異常に短くて残念です。

さて、今回の内容はよくあるご相談のひとつなのですが、エフェクターボードを組みたい、とお考えの方からよくいただくお問い合わせについてです。

最近も増えてきましたので、こちらでも一度書いておこうかと思います。厳選方法について、という感じになります。

サイズ出しのその前に

エフェクターボードを組みたい、というご相談の時にこういう内容で、ここはこうで、と完全に決まっている方は実はそんなに多くありません。

入れれたらコレも入れて、できればアレもあった方がいい、とご検討中の方やおすすめがあれば追加したい、そしてサイズはなるべく小さく軽めで、といったケースが多く、サイズと重量をものすごく気にされている方が多いように思います。

スペース的なサイズを小さくするには、

・個数を減らす
・一台で二種類などの多機能モデルにする
・同じエフェクト効果でもサイズが小さめなタイプを選ぶ

といった方法がありますが、ここをどうしたらいいもんか、でお悩みの方が多いように思います。

先に持ち運びが苦にならないサイズを決めてその中に入るモノで選ぶ、という縛りをつくるのもひとつなのですが、そうするにしても個数を減らすにはどうしたらいいか、というご相談が実はけっこう多いんですよね。

サイズを削り落として多機能モデルを入れた例がうちのアレで申し訳ないですが、手前右の RC-Booster はON / OFF スイッチに加え、ブースターも ON/OFF 可能、手前左の Del-Verb はディレイとリバーブを別々に ON/OFF が可能、一台でも 2 種類あるモデルを 2 つ入れています。

厳選方法の基準

あくまでうちのおすすめの方法にはなりますが、ボード内のエフェクターを決めるにあたっての選ぶ基準は 5・7・5 にすると

「抜いてみて ないとダメだ、が あるペダル」

です。

これはマスト、はサイズや重量を無視しても妥協せずに入れるべきと考えますが、コレどうかな、といったモノがある場合は一度抜いて弾いてみることをおすすめしております。

ない状態で弾いてみて、案外なくても大丈夫、他で代用ができた、など、シンプルになっていくことで得られる音の発見がある場合もありますし、結果的に小さく軽量に直結してきます。

ですが、減らすことによってできなくなることもありますので空間系の厳選にはとくに使う頻度、自分のオリジナリティ、使いたい音か否かのジャッジが重要です。

この辺、わりとキャンプ道具に似ていると思うんですよね。

買ったはいいものの使っていない道具、持ってってはいるけど毎回は使っていない道具とか。

やってみるとなくても大丈夫だったな、って道具。

でもあったらいい保険的な道具もなくはないので、やはり自分のスタイル、実際に試してみる、が大事かと思います。

おすすめがあれば、のお話

内容を見させていただいてにはなりますが、だいたい私のおすすめはXotic / Ep-booster になります。

ブースターと名前には入っていますが、ブースターとしては使用せず、クリーンを良くする、という先頭の接続で常時 ON、カテゴライズする場合はイコライザー的な立ち位置として考えています。

先頭の Ep-booster で素の出音が良くなる、良くなった音にエフェクターがかかっていくのでトータルで良くなっていく、なおかつ比較的リーズナブルで電圧変更での変化も見事、サイズから想像するよりも多少重量はありますが、これに変わるモノってのが他にない気もしています。

最終でブースト用にもうひとつ Ep-booster、それを 2P-booster と呼ぶって昔書いたくらい今も変わらず好きなエフェクターです。

何個か書いてきましたが【→こちらの記事】を貼っておきます。ご興味があればぜひ。

千差万別、あるいはそれ以上

エフェクターボードに対する考え方は人それぞれです。

サイズ、重量度外視でこだわりをつめまくるのももちろんアリですし、メインとサブを使い分ける、またはバンドごとに合わせてつくる、持ち運びに特化したコンパクトサイズや歪みと空間で分けてその時に使う方、または両方持っていく、など。

さらには年齢によってのお好みの変化での入換など、なんか保険の見直しみたいですが、とにかく自由なんですよね。

だから悩みもでてくるのだと思いますが。

こうしたい時には、こういう方法もある、といったご提案もさせていただいておりますのでボード製作に関してお悩みごとがある時はお気軽にご相談ください。

そういう悩みもあるのか!?といった未知のお悩みが知りたくもあります。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 完全パッケージのエフェクターボード、AREA 8 BOARD 受注受付中です!


★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。


★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。『全都道府県に製作実績を』を目標にしておりますので、日本全国よりご相談、ご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

関連記事

  1. HNEBD 2024’ デモボード – サポートバン…
  2. 実は低音が重要!?ディストーションのサウンドメイク術
  3. ペダルトレインとストライモンのパワーサプライ
  4. 遠方からのご依頼も対応可能です
  5. DULCET MASTERS のためのエフェクターボード
  6. バッテリーとテスターと
  7. 画像からの診断依頼、音を良くするには
  8. エフェクターボード、追加もご相談ください

最近の記事

PAGE TOP