ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
地味にお問い合わせの多い「スイッチャーのループに入れない時のブースターの位置」について、今回も勝手に図解説明したいと思います。
単純に LOOP 1 から LOOP 5 を順番に接続する場合は、スイッチャー前にブースターを配置すればOKです。
今回はLOOP 5 をセパレートループとして使う場合や、ワウやファズを LOOP 5 につなぐ場合です。
この場合、スイッチャー前にブースターを配置してしまうと、
■ブースター → ワウ(またはファズ)
になるのでセパレートループにつなぐ意味がなくなってしまいます。ですので前段ブーストしたい場合はこんな感じになります。
LOOP 5 を出た後、スイッチャーに帰る前にブースターを通ってからスイッチャーに入ります。
寄り道的につなぐことで LOOP 1~4のエフェクターの前でブースターが機能します。
実際にスイッチャーの外に接続するエフェクターにもよりますが、この位置の接続はブースターに限らずコンプレッサーやピッチシフター系にもおすすめです。
スイッチャー外の接続のため、ON/OFFはエフェクター本体ですることになります。
常時ONであればどこにあっても良いですが、ON/OFFする場合は操作しやすい配置にする必要があります。
こちらは言うまでもない感じですが、スイッチャーを出た後にブースターを接続し、アンプへ接続します。スイッチャーのエフェクターの後にブースターが機能します。
LOOP 1 にブースターと他エフェクターを入れることでも順番的には前段ブーストになりますが、ブースターのみ使いたい場合にLOOP 1 の他エフェクターを OFF にしてからスイッチャーをONにする、というアクションが増えてしまうので、前段ブーストの場合は上記の位置が良いかと思います。