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スイッチャーの接続について3

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

地味にお問い合わせの多い「スイッチャーのループに入れない時のブースターの位置」について、今回も勝手に図解説明したいと思います。

 

前段ブーストの場合

単純に LOOP 1 から LOOP 5 を順番に接続する場合は、スイッチャー前にブースターを配置すればOKです。

今回はLOOP 5 をセパレートループとして使う場合や、ワウやファズを LOOP 5 につなぐ場合です。

この場合、スイッチャー前にブースターを配置してしまうと、

■ブースター → ワウ(またはファズ)

になるのでセパレートループにつなぐ意味がなくなってしまいます。ですので前段ブーストしたい場合はこんな感じになります。

 

LOOP 5 を出た後、スイッチャーに帰る前にブースターを通ってからスイッチャーに入ります。

寄り道的につなぐことで LOOP 1~4のエフェクターの前でブースターが機能します。

実際にスイッチャーの外に接続するエフェクターにもよりますが、この位置の接続はブースターに限らずコンプレッサーやピッチシフター系にもおすすめです。

スイッチャー外の接続のため、ON/OFFはエフェクター本体ですることになります。

常時ONであればどこにあっても良いですが、ON/OFFする場合は操作しやすい配置にする必要があります。

後段ブーストの場合

 

こちらは言うまでもない感じですが、スイッチャーを出た後にブースターを接続し、アンプへ接続します。スイッチャーのエフェクターの後にブースターが機能します。

ループに複数台入れる

LOOP 1 にブースターと他エフェクターを入れることでも順番的には前段ブーストになりますが、ブースターのみ使いたい場合にLOOP 1 の他エフェクターを OFF にしてからスイッチャーをONにする、というアクションが増えてしまうので、前段ブーストの場合は上記の位置が良いかと思います。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

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