ブログコンテンツ

9月のエフェクターボード製作のご紹介

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

すっかり微妙に寒くなってきましたね。暑かった頃のことが思い出せないくらいなもんで北海道の夏はあっさり終わったようです。

さて、最近はリペア関係の記事が続いておりましたが、今回は久々にエフェクターボード製作の回です。やはりボード製作って好きだなーとしみじみ思いました。

東京都の Y.T 様のエフェクターボードを製作させていただきました。Y.T様、本当にいつもありがとうございます!

三度目のかさ上げなし

過去の記事にも書いておりますが、今回で3枚目のご依頼です。

Y.T様とはいつも「かさ上げはなし」、という絶対的なテーマがありまして今回もかさ上げはなしです。これもまた新しい発見や、逃がし方を考える機会になるので大変楽しい製作となりました。

過去の製作はこちらからご覧いただけます。

→1枚目 かさ上げをしないボード製作

→2枚目 【エフェクトボード】 最新の製作から

設計図

事前の打ち合わせで色々レイアウト案をご案内させていただくわけですが、最終的にこんな感じになりました。

完成品がこちらです。

左から、

後ろ

アルモアでかさ上げなしの場合は開けるとこんな感じです。

エフェクターボード外側、です。

パカっと開けるとこの向きです。アルモアならではの向きですね。

ジャンクションボックスとパワーサプライ

ジャンクションボックスは縦に配置しています。手前がベース、奥がアンプ、ここは過去2枚のボードと共通です。

パワーサプライは VOODOO-LAB / PEDAL POWER 2 PLUS です。僕が言うまでもなく、ですが、これは本当に良いサプライですね。裏スイッチはすべて9V供給、初期設定のままです。

EBS / Valve Drive DI は 9V ですが 700mA なので付属の ACアダプターでの電源供給です。

ACアダプターは電源コードと同様、毎回抜き挿しします。

抜き挿し時に安全な長さを残して残りのコード部分は固定しております。

ボード製作ってどこに時間がかかりますか?と聞かれることがたまにあります。余り部分のコード処理、ここですね。即答です。

xotic / Ep-booster は前回の記事でチラリと書かせていただきましたが2台の2P-booster仕様、2台ともに電源供給は18Vです。

VOODOO LAB / PPY というY字のDCケーブルを使用しています。

サプライのDC端子を2つ使って9V+9V=18Vになる、というモノですね。ナイス。

製作を終えて

レイアウトを出す時、トータルの色味のイメージも見たいのでエフェクター本体の色味はそれとなく合わせているのですが、私の中では完全に JAM Pedals / WATER FALL は水色で。

実際お送り頂いた梱包を解いている時にあれ?なんか黒いのあるぞ、と。

なんだろうと思っていると JAM Pedals でおぉぉ!ってなりました。

そうだベース用は黒だった、と。こんな(自分勝手な)驚きもあるのでおもしろいものです。

このコーラスは好きですねー、とても良いエフェクターです。

納品後、後日「思い描いていた音になりました。」とご連絡をいただきました。

こんな嬉しいことはないです、Y.T 様本当にありがとうございました!

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

関連記事

  1. チューナー・フロム・アメリカ
  2. 進化したシン・要塞ボード 2023’
  3. スイッチャー導入時の打ち合わせ内容 その3
  4. センド&リターンでディレイをかけてみよう!
  5. フロアタイプのプリアンプ「HOT BOX 3」
  6. 遊べるMXR、phase90
  7. 大きいペダルと小さいペダル
  8. 逆ブーストってどうですか?

最近の記事

PAGE TOP