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最近の製作例、2025’ 9 – CAJ / System Board 5009 –

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

雪がちょっとつもったり雨も多かったので、バイクのバッテリーを外す前に走り納めしたわけですが、外した翌日以降、晴れが続いてもうちょっと待てばよかったかもとモヤモヤ。

さて、今回は製作例です。ちょっと時間が経ってしまいましたが、東京都の Y.T 様のエフェクターボードを製作させていただきました。いつも本当にありがとうございます。

エフェクターボードは CAJ のシステムボード 5009 (W900 x D500 x H100 mm)です。

CAJ ラインナップの中では 3 番目に大きいサイズ、ボードのみで 11kg というヘヴィ級。

蓋とボード面の合わせは一般的なヒンジではなく大型のキャッチロックで耐久性も抜群、エフェクター設置面の両サイドにハンドルがつく、極めてタフな仕様になっています。

ベース用の ”超” 要塞ボードです。

かさ上げせす、主にスイッチャー制御のエフェクターボード

内部総数 21 アイテム、これまでの製作のご依頼では初登場となるelectro-harmonix / SUPER SWITCHER がすごいです。

このスイッチャーに関してはおもしろい機能が入っておりますので近日詳しく書いてみたいと思います。


正面からです。

電源部分、パワーサプライは strymon / Ojai R30 が 3 つです。

左上の strymon / PS-124 (黒い四角)から 1 本の電源ケーブルでコンセントへ接続、Ojai R30 から Ojai R30、またそこから Ojai R30 へと EIAJ ケーブルで接続することでパワーサプライの追加が可能、というモノです。

かさ上げをしない場合はパワーサプライ手前に DC ケーブル、EIAJ ケーブルのためのある程度のスペースが必要になります。

エフェクターボードは並びが直線になっている部分が多いと綺麗に見えるのでスペース的に可能な限り、列を合わせています。


左側面からです。

タイトな点と向き的に左からプラグ出し配線をしなければいけない部分があるのですがなるべくハンドルが使いやすいように、手前で寄せてタイベースで固定しています。

ボード面はフルフラットですのでボードのフチをギリギリまで攻められますが、ハンドルは固定ですのでその点の位置関係は注意が必要です。


右側面からです。

エフェクターボードに固定するに当たっては何かしらのアイテム、処理が必要なワウ系ですが、EBS / Wah one は専用のネジ避けを作って固定しています。

パッチケーブルの径が細いため、ワウの下をくぐらせて配線しています。

この固定用のネジ避けはおおまかにノコギリで切り出した後、角を本体の R に合わせて紙ヤスリで削って作るのですが、この作業が最近好きです。

好きなのにそこの画像を撮っていないところがアレですが。


背面からです。

かさ上げをしないボードは全体的に低くなりますのでここからの見た目もだいぶ違いますね。

ZOOM / MS-60B+ の DC 端子は本体に落とし込みというか、本体のやや奥に入っているのでL 字の DC ケーブルは接続不可、エフェクター側はストレートタイプ必須です。

旧モデルの MS-50G、MS-60B など、『+』がつく前のモデルは大丈夫なのですが、『+』がつく現行品は同じくこの形状になっています。


エフェクターボード製作中は配置後や取り回しにあたって当たる部分がないかの蓋の開け閉め確認を度々するのですが、蓋のみでもコンパクトなエフェクターボードくらいの重量があるのでなかなか大変でしたがこの手のサイズはやはりおもしろいですね。

Y.T 様、今回もご依頼本当にありがとうございました!

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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。


★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。『全都道府県に製作実績を』を目標にしておりますので、日本全国よりご相談、ご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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