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MIDIの基本設定(中編)

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

洋楽の邦題って最近見なくなった気がしませんか?

シャッフルにしてた iTunes からふいに DEEP PURPLE の Anyone’s Daughter がかかって、高校生の頃すごい好きだったなーこの曲、と思ったのと同時に邦題が「誰かの娘」だったなーと脳裏をよぎりました。

オジーの暗闇にドッキリ!とか、エアロのSweet Emotion なんてそんなのアリですかー?っていうような邦題にされてて、変なインパクト狙ってるのかな…とずっと疑問に思っていました。

実際、20年以上たっても覚えてましたからね。記憶にディープ・インパクト。恐ろしい。

 

「MIDI でコントロール実践編」

先週は MIDI 対応エフェクターと MIDI コントローラーはまずチャンネルでひ紐づける、というお話しでした。今週は紐づけて何ができるのか?というところです。

一言で言うと「色々できる」につきますが、一般的な使用例は、

・プリセットを瞬時に呼び出せる
・エフェクターの ON / OFF ができる

この 2 点がもっとも多いと思います。

MIDI コントローラー、MIDI スイッチャーには PC、CC、と書かれた部分があります。

PC=プログラム・チェンジ
CC=コントロール・チェンジ

の略ですね。今週は PC の部分を。

 

「PC / プログラム・チェンジ・ナンバー」

この部分に MIDI コントローラーから MIDI エフェクターにメッセージを送ることで、エフェクター側のプリセットを変更することができます。

このメッセージというのは 、MIDI コントローラーの表示画面の番号になります。

設定方法は、

#1 : MIDI コントローラー側で使うプリセットのスイッチを決めます
#2 : エフェクターの MIDI チャンネルを指定します

そして番号ですね。

チェンジ・ナンバーの操作はプラスとマイナスのボタンで上下させて数字を合わせます。

MIDI コントローラーのプラス、またはマイナスのボタンを操作するとMIDI エフェクターのディスプレイがリアルタイムに変わります。

例えばですが、1つの BANK に A と B 2つのプリセットがあるエフェクターの場合、MIDI コントローラーのプラスを押していくと

BANK 1 の A
BANK 1 の B
BANK 2 の A
BANK 2 の B …

と切り替わっていきます。

プラスのボタンを押す度に進んでいくんですね。マイナスを押せば戻っていきます。

使いたいエフェクターのプリセットに合わせたら 、MIDI コントローラー側のSTORE ボタンを押せば記憶されるので、一発で呼び出せるようになります。

エフェクター側でバンクアップ、バンクダウンと何回も足で操作することなく、設定しておいたプリセットにひと踏みでひとっ飛びできるようになります。便利ですね。

極端な例ですが、BANK1のAの次にBANK10のBを使いたい時、エフェクター側でやる場合はバンクの切り替えに9回踏んでバンクアップしてからBを踏む、という現実的ではない操作感ですが、MIDIコントローラーがあれば2つのプリセットスイッチにBANK1のA、BANK10のBとあらかじめ設定しておけば、踏み替えるだけで瞬時に切り替えることができます。

やはり便利ですね。

この辺で今夜はビートイットしたいと思います。

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

 

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