こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
めっきりロックからストレートになりました。
なんのこっちゃ。ある晩、テキーラがなくなったのでそのままウィスキーをショットグラスで飲んだら、とてもナイス、実に美味、地味にロックって言いたいだけだったんでないの?と、口に出して一人で語りだしていました。
おぉ不気味。酔ってませんよ、まだ。
前回、前々回と書いてきました MIDI の基本設定、最後は “CC”、コントロール チェンジ についてです。
その名前のとおりなんですが、MIDI コントローラーや MIDI スイッチャーからコントロール チェンジ ナンバーを MIDI エフェクターに送ることで、そのエフェクターの操作をもコントロールしてしまおう、という部分ですね。
この部分の設定も MIDI コントローラー側で行います。基本はプログラムチェンジの時と一緒です。
#1:設定したいエフェクターの MIDI チャンネルを選択
#2:送信するメッセージ、” CC ” を選択
#3:CC 番号を入力
#4:STORE ボタンで記憶
と、こんな流れなんですが CC 番号ってなんぞや?ってなると思います。
そんなの聞いたことない、ムリー、となる前に MIDI エフェクターの説明書を見てみてください。後半の方に MIDI パラメータ的な項目があるはずです。
MIDI を使わない人にとっては、英語と数字の羅列に「え、なに?目次?今?」となりがちなページも MIDI を使う人にとってはなくてはならないページになっています。
MIDI でコントロールできる部分もその番号もエフェクターごとに異なるのでこのページが頼りになります。
たとえば、strymon / TIMELINE の場合、コントロールチェンジナンバーの欄を見ていくとBypass = 102、と書いているのですが、これは CC 番号を “102” に設定するとMIDI コントローラー側で MIDI エフェクターの ON/OFF の操作ができるようになる、ということです。
同じ ON/OFF 操作目的でも BOSS / DD-500 の場合は説明書を見ていくとディレイ・オン、バイパス = 21 なので設定は “21” です。
これはエフェクターごとに違うので説明書は要チェックです。
プログラム・チェンジ・ナンバーでエフェクターの好きなプリセットを瞬時に呼べるだけでも便利なのに、コントロール・チェンジ・ナンバーも設定すれば MIDI コントローラーのプリセットごとにこの時は ON、この時は OFF、と MIDI エフェクターに触れなくともいとも簡単に遠隔操作できるわけです。
この設定をしておくことで MIDI エフェクターはスイッチャーのループの中にいなくてもスイッチャーで バンクの呼び出しもできれば ON/OFF 操作もできるので、あたかもループ内にいるような、さらにそれ以上に便利に使える、ということですね。
んー、便利。
なんですが、逆に言うと設定しなければ使えないのが、MIDI です。
必要であれば設定にチャレンジする、くらいがちょうどいいかもしれません。いきなり設定に追われてしまって楽しくなくなってしまっては元も子もありません。
こんなこともできるんだーくらいで思っていただいて、時間がある時に説明書と格闘してみるというのもいいのではないでしょうか?