札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
ワッタワタのワッタワタ。そんな中、実に数年ぶりに風邪をひきました。もう完治。毎日コーヒー飲んでると風邪ひきにくい気がします。
さて、札幌市の H.O 様より、以前製作させていただいたボードの入れ換えのご依頼がありましたので、今回はそんなお話を。
入れ換え前の様子がこちらです。(2021年 8月 製作)
こちらが入れ換え後、ですね。
入れ換えというよりもほぼ作り直しに近い内容になりました(笑)
信号の流れはこんな感じです。
■ ギター
↓
・ INPUT (外側)
■ HNEBD / IN & OUT 2 (ジャンクションボックス)
・ INPUT (内側)
↓
■ xotic effects / RC-Booster SH Chrome (オーバードライブ)
↓
・INPUT L / MONO
■ LINE6 / HX STOMP XL (マルチエフェクター)
・SEND & RETURN L / MOMO
■ tanabe.TV / 弾駆動
・OUTPUT L / MONO
・OUTPUT RIGHT
↓
・OUTPUT L (内側)
・OUTPUT R (内側)
■ HNEBD / IN & OUT 2 (ジャンクションボックス)
・OUTPUT L (外側)
・OUTPUT R (外側)
↓
■ アンプ x 2 へ
LINE6 / HX STOMP XL のEXP 1/2 端子からはYケーブルを製作し、エクスプレッションペダル(TIP)とスイッチ(RING)へ接続しています。
MISSION ENGINEERING / SP1-L6H は Y ケーブルで接続するとワウの ON / OFF のようにワウペダルとボリュームペダルが切り変えられるのですが、すごく便利な反面、演奏時に足で操作する際、あのスイッチはボリュームペダル時は踏み込んだ状態、つまり音量 MAX でしか切り替えができません。
そこが気になる、ということでボリュームペダルの状態を維持したまま、他のフットスイッチでワウ/ボリュームペダルの切り換えができる、という接続方法になります。
画像はお預かりさせていただいた時点のモノが BOSS / FS-5L でしたが、ラッチタイプは2回踏まないと切り変わらないため、FS-5U へ変更、ここはさらなる変更がある、とのことです。
インプットが1つ、アウトプットが2つのジャンクションボックスを製作させていただきました。
かさ上げしなくてもアルモアのフチを乗り越えられる、アルモア好きな人間が作る仕様になっています。
完成後の最終チェック、ステレオで出すのって本当に気持ちいいんですよね。
HX STOMP XL、すごい。ご依頼いただき、本当にありがとうございました。H.O 様より大変ありがたい、嬉しいコメントをいただきましたので合わせて掲載させていただきます。
ボードのアピールポイントは、まず第一にワウの切り替えスイッチです。好きな音量を維持したままワウに切り替えることができるのでかなり便利です。外付けのワウ用ペダルを持ち運ぶ必要性を感じなくなりました。
次に、hx stomp xl 前に接続したRCブースターです。
自宅で音を作ってもスタジオやライブではイマイチな音だったということが良くあると思うのですが、RCのEQによって音質の補正が容易に行えます。マルチやケンパー、AXEなんかを使う方にはお薦めの方法です。
最後に、音が良いのはもちろんのこと、なんといっても見た目が大変美しく格好が良いことです。電源を入れて眺めているだけでも飽きません。笑
自分でボードを組んでいた頃には、ノイズや音が出なくなったりなどトラブル続きでしたが、根尾さんに組んでもらうようになってからは、見た目も美しく全くトラブルがありません。
毎回色々無理を言ったりお手数をかけますが、今後もよろしくお願いします。
H.O 様、いつも本当にありがとうございますー!