札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
さて、ここ数回の製作にあると便利なアイテムシリーズ。前回で最後と思っていましたが、うっかり一番使っているモノを書いていませんでしたので、ご紹介させてください。
これがないともうダメ、ってくらい長年愛用しているミニ作業台、ですね。
売れるかな?とだいぶ前にサンプルも作ったのですが、さっぱり売れず(笑)
楽器店時代に作ったモノなのですが、店やスタジオでの修理作業もあったため基本コンパクトな工具箱で持ち運びできるサイズじゃないといかん、とこのサイズになっています。
パッチケーブルを製作するにあたって最初にするのは外側のカットです。
案外というか、この作業は広さよりも高さが欲しいもので、コロコロっと回転させてカットできますので私的にはちょうどいいんですよね。
もっとも使用するフラットLのプラグは地味にやりにくい形状です。これはもう、立てて完全にインプットしてしまってハンダします。
スイッチャーありの場合、使用するショートSプラグもそこそこやりにくい形状です。
こっちは完全にインプットしなくても向きを合わせれば楽にハンダできるので横に寝かせてこんな感じです。
完全にインプットしてもいいのですが、ショートSは超抜きにくくなるのでまぁこんな感じです。
入れ替えなどで元からあるパッチケーブルの長さだけを変更する時や、通常のシールドの修理時など、バラす時にも使えます。
前のメルマガ、スタビードライバーでプラグのツメを起こす時、こんな感じですね。
これは楽器修理時なので余談になります。
側面の一面にはポットがすっぽりと収まる穴を開けているので、そこに入れてポット交換前のよびハンダ、配線交換などの時のハンダ吸い取りなんかもできるようにしています。
日々これらのモノたちの力を借りて製作や修理をしております。
ということで、なるべく速く、綺麗に仕上げるための、あると便利な工具シリーズでした。
長年使ってる方は角もやや丸まってきて経年変化も楽しめるモノ、ってのが個人的に好きなところですね。