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【ワウ】その名の通りまさにスペシャル!

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

先日、場所がいまいちわからない富良野のキャンプ場に携帯のナビで行ってみました。着いたはいいもののもの、すごく混んでたので結局いつもの野営場まで戻ることに。

いつでも安定の空き具合。ナビ時の不安定な電波と寒さのせいで携帯の充電切れましたが(笑)。夕方に雨が降っても夜には宇宙のような星空の当たり日。富良野、最高です。

はい、これまでさらりとしか触れてきませんでしたが、ボード製作で「コレが発売されてくれて本当によかった!」というモノをご紹介します。ものすごく便利で優秀で、感謝の気持ちしかないアイテムです。

E.W.S. / Wah Board Special です。ワウペダルをボードに固定するモノなんですが、コレがあるのとないのとじゃ大違いなんです。本当に。

ない時の苦悩

この恐ろしく素晴らしいアイテムがまだ世界に存在しない頃、ボードに固定する時にもっとも苦戦するのがワウでした。

ワウのゴム足はまず真っ先に外さなくてはいけません。ゴム足を外すと、今度はネジの長さを短くしなければ裏蓋が締まりません。締まり切ってもネジの頭は数ミリ飛び出してしまいます。

この状態でそのままマジックテープを貼っても、不安定な固定になります。長期保管する時にズレやすかったり、ネジ頭がボード側のマジックテープ(メス)を傷つけたりしてしまうんですよね。

そして何より問題なのは「ボードから外す時」です。

ネジの頭を避けるため、薄めの硬質スポンジでワウ全体をかさ上げしたりもしていましたが、角のネジ付近や端に寄せたマジックテープ貼りだけでは心もとないので、中間辺りにも貼ります。そうすると外す時に裏蓋が引っ張られて変形してしまうんですよね。

そんな時はプラスチックの定規をマジックテープのオスとメスの隙間に入れて、ふにゃふにゃとゆっくり剥がさないとダメなのですが、、、力まかせにやると剥がれた時にひどい結果が待っています。

スペシャルな黒い板がすべてを解決

で、これらの苦悩をあっさりすべて解決してくれたのがワウボードスペシャルです。

まずネジ部分の問題。ワウボードスペシャルはネジの頭が隠れる落とし込み加工がされているため、元のネジでそのまましっかりと締まりきります。

マジックテープ貼る位置問題。広い面積で全面黒いので、どこに貼っても自由です。元の裏蓋の文字がないところを狙って貼る気苦労は皆無です。演奏や踏み心地に支障のないカタチで貼ってあげると固定もバッチリです。

ある程度の厚みがあるので、ボードから外す時にひん曲がる心配もありません。ワウが1つの塊になる感じがまた魅力です。サイズ的に。

ラインナップは3種類

ワウボードスペシャルはこの3種類があります。

for Cry Baby
for VOX
Xotic Wah

Cry BabyまたはVOXをお使いの場合、それぞれ合わせてあげればOKです。Xotic Wah はそもそもサイズが違うので間違いようがありません。

ラインナップがあることで悩むのは、どっちのワウも持っている場合、

Cry Baby for VOX は使えるのか
VOX for Cry Baby は使えるのか

という点。さらに、

Cry BabyVOXっぽい筐体のワウで使えるのか
(昔のBudda Wahのようなタイプ)

ですよね。

近年の現行品Cry BabyVOXワウはどちらでも使えます(昔のモデルは一部合わないモノもあります)。Buddaの場合もfor Cry Babyfor VOXどっちでも使えます。

実はこの2種類、ネジ穴の位置はほぼ同じなんです。違うのは長さなんですよね。

for Cry Baby 251mm
for VOX 252.5mm

この違いです。

その差、わずか1.5mm

昔のBudda Wahは、どちらかと言うとfor VOX がジャストです。ボードに固定するだけなら実際のところ、どちらでもまったく問題ありません。パッと見、明らかな違いはわからないくらいの差と言ってもいいくらいです。

絶妙なフィット感のために1.5mmの差をつけて2種類発売するこだわり。便利さを超えて、私がこのアイテムの一番好きなところはここです。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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