ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日、わりと最近のピッチシフターを見せていただきました。 これまで一般的に言われてきた事とはちょっと違っていたので、今回はそのお話を。
ピンクの脳みそむき出しなエフェクターがこちら。
tc electronic / BRAINWAVES – ピッチシフターです。 塗装はつやつやではなく、ややマットな塗装で落ち着いたピンクです。 独特でナイスですね。
ピッチシフター系と言えば楽器に近い前の方、通常は歪みの前につなぐのが一般的とされてきました。
(絶対はありません!どこにつないでも好きな音ならそれで良いのです)
ところがこのペダル、明らかに最後につないだ方がキレイ。 逆に言うと頭(歪みの前)につなぐと、歪ませた時にボヘー!と音がつぶれてしまいます。
「正確なピッチを検出する都合で頭の方にあった方が良い」というのがこれまでのセオリーでしたが、これは当てはまりません。 最初より最後の方がどう考えてもキレイです。
ピッチシフターでも、モノによっては最後の方が良かったりするんですね。
オクターブもなかなかの太さなので、オクターバーとしても良いです。
そしてこの手のエフェクターの中でも、tcは比較的価格が抑えられているのも魅力ですよね。
さらに他とは違う独自の機能もあります。
・スイッチを踏み込む圧力で変化するMASH機能
・アプリで選んで簡単な方法でプリセットできるトーンプリント機能
このトーンプリント機能。 iPhoneからピギャーギギギ、ジジ、ギョリギョリみたいな信号音をピックアップで拾って書き換わっていくわけですが、なぜかファミコンのディスクシステムの書き換えを思い出すんですよね。 あとオトッキーと。