札幌ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
ここ最近寒いので家で寝る時は相変わらず寝袋です。キャンプの特別感 = 寝袋、って部分、僕の中では大きいので次回のキャンプ時にはすでに寝袋就寝日常感になってそうでちょっと怖いんですが、いかんせん寒い。
さて、今回も入れ換え案件のご紹介です。
以前ご紹介させていただきました札幌市、大塚 浩史様のサブボード、こちらのフットスイッチの変更&場所移動、ゲタ式かさ上げ、という内容です。
まずは全体図をどうぞ。
左側の余白にあったフットスイッチはBOSSからMXRに変更、サイズが大幅に小さくなったので合わせて位置も右側にあった方が使いやすい、ということで移動しています。
LINE6 / HX STOMP XL のEXP端子(TRS)には前回TRS Yケーブルを製作し、TIP側をエクスプレッションペダル、RING側をフットスイッチへ接続していました。ここは変わらずですが、RING側の長さを少し短く調整してMXR / TAPにいっています。
ちなみにTRSケーブルのTRSはTIP, RING, SLEEVE, の略ですね。通常のシールドはTIPとSLEEVEです。ノーリング=モノ。
チップ、リング、スリーブ。続けて言うとなんかかっこいいカタカナです。
このMission Engineeringのエクスプレッションペダルには入力が2つあってYケーブルで接続することでエクスプレッション効果の他、ON/OFFも切り替えられるという優れモノです。
ワウならワウペダル同様の使い方ができます。
しかしながらパッチによってボリュームペダルとしてボリュームを設定、任意の位置のまま切り替えたい、という時にはON/OFFスイッチの位置の都合上できません。
そこでスイッチのON/OFF(リング側)をMXR / TAPに接続するとエクスプレッションペダルのON/OFFはMXR / TAPの操作でできるようになる、という仕組みです。
この場合、ワウを使用したい時はMXRを踏んでからワウ、なのでどちらを優先したいかによる接続方法かと思います。
けっこうマルチ&コンパクトのボードの時はフットスイッチにワウのON/OFFを割り当てる方も多いので案外定番かもしれませんね。
さらにこのMXR / TAPは中のスイッチパターンを変えることで色々対応可能なのでナイスです。
そしてこの雰囲気、色、質感、激しくかっこいいと思います。サイズ的にかなりかわいいのですがお値段はあまりかわいくない、そんなところもナイスですね。
左側から。
こう見ても…見えないのですが、MXR / TAP の下はパッチケーブルが通っていますので、隙間の2カ所でかさ上げ、そこにMDF材をわたしてゲタのようなかさ上げにしております。
安定の大事な部分を撮影し忘れる、という僕のアレですね。定番。
MDF材は長めにカットしているのでMXR / TAP の位置は上下で微調整できるようになっています。
右側から。
弾駆動はHX STOMP XLのループに接続していますのでかさ上げなし、です。
こちらももちろん見えませんが、xoticの下は大きめのかさ上げ台で入れ換えがしやすくなっております。
Mission Engineering の筐体、一般的な入力側はキャップされています。こういうところがまたナイスですね。
入力は左側に2カ所あるわけですが、ボードのスペースを詰められる、ペダル形状は右足で踏む人が多い、そんな傾向を製品として実現してくれている気がします。
これが一般的なワウペダルのように両側入力だとプラグ一個分余計にスペース必要になりますからね。
ワウの筐体をそのまま使うわけではなく、左側に追加で穴あけしてくれているわけですよ。ありがとうございます。
と、こんな感じです。
大塚様、いつもありがとうございます!