ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
北の国から資料館がなんと期間限定で復活しているそうです。
オープニングセレモニーがあるということを知り激しく行きたかったのですが、このご時世ですので断念しました。
その様子を動画で少し見てみると、なんとそこには倉本先生の姿が。マジか…。遠くから見るだけでも見たかったー。
さて、今回は最近のエフェクターボード製作例のご紹介です。突然ですが完成したボードはこちらになります。
最初の製作は2018年3月、今回は入れ換えのご依頼でした。変更前のボードはこんな感じです。(2018年撮影)
以前製作させていただいたボードに再会できるのはいつも嬉しいものです。
そして今回のご依頼内容は
・strymon / IRIDIUM、blue sky、xotic / Ep-booster の追加
・オーバードライブ部分は入れ換えができるように
・パワーサプライの変更
・MIDI ケーブルの変更
で、こちらになったわけですね。
パワーサプライは現代の最強コンビ、strymon / Zuma R300 & Ojai R30 のスタックです。ACアダプターがなくなると本当にすっきりしますね。
左側から見ると、
BOSS / ES-8 はパソコンとつないで設定変更することがある、ということで MIDIケーブル部分の隙間確保、strymon / Ola は外しやすいように設置、浮かせて OUT/L、OUT/R 部分を抜き差ししやすいようにしました。
が、肝心のその部分の写真を撮り忘れているので、画像からはまったく伝わらないようになっています。製作没頭中の部分的な写真撮影は頻繁に忘れてしまう私です。(ほぼ、ない)
右側から見ると、
strymon / IRIDIUM がなかなか高い位置に来ていますが、専用の MIDIケーブルをEXPジャックに接続して負荷がかからないようにするには、このくらいの高さが最低限必要になります。
もちろん、この部分の画像もありませんので普通のかさ上げよりやや高め、とご想像していただけると幸いです。
変更前は One Control の MIDI ケーブルでした。(BOSS / ES-8 と DD-500 間)
今回お持ちいただいた変更ご希望の MIDI ケーブルが FREE THE TONE 製のものでした。これがなんと接続できず。
BOSS / ES-8 は MIDI 端子部分を固定している(と思われる)ネジの頭がポコっと出ており、そこが干渉してしまって接続不可なわけですね。
One Control のは金属端子ギリギリ手前部分がやんわりとわずかに一段細くなっており、まさにこの飛び出しネジ頭 x 2を避けるかのようなシェイプになっています。すごい。
当然、写真はありませんが(ごめんなさい)、BOSS / ES-8にはFREE THE TONEのMIDI ケーブルは使えない、と記憶しておいてください。
入れ換えできるようにする、というご依頼であれば当然入れ換えしやすいようにするため、オーバードライブ部分、メインの集合写真は MAD PROFESSOR がいる位置ですね。
この部分が入れ換え予定のスタンバイエフェクター軍、すべてが問題なく乗っかるようにスペース全体をかさ上げをしています。
なんの写真ならあるんだ?ってほどにその部分だけの写真はありませんが、どういうわけか入れ換え予定のエフェクター軍が配置された写真を複数撮っていました。
どれも接続可能でなおかつ余り過ぎない長さのパッチケーブルにしています。
この部分は9V、18Vの切り替えが必須になるので、パワーサプライの電圧変更がすぐできるように strymon / Zuma R300 側から供給しています。
少し前のメルマガでご紹介した proco / RAT のための裏板も実は今回の製作のためのものでした。
塗装前、仮り組み時の様子の写真がありましたので再度載せてみます。
と、こんな感じでこんな場所で製作しています。
ずっと見ていても飽きることのない、愛着がどんどん湧いてくるつくりのバナナスラッグがおります。
本来はブーツの水分を吸う仕事をしているなんとも素敵な方々なんですが、この佇まいときたらもう。
モノこそ違いますが、このバナナスラッグは目標でもあります。
私も見ていて飽きない、愛着の湧いてくるようなボードを製作したいと夜な夜な延々と眺めています。バナナスラッグを。