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続・最近の製作から2021’ ~ 接続順について

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

先日、かなり久々に(仕事で)札幌の街中へ行ったのですが、ロビンソン、いや最後はラフィラか。

そんな呼び名が度々変わってきた大きい建物があったのですが、その建物自体まるまるなくなっていてビビりました。なくなるとは聞いていたものの、いざ本当にないのを見るとびっくりしますね。

さて、今回は前回のエフェクターボードの接続順について書いていきたいと思います。

接続方法についてももちろん打ち合わせで詰めていくのですが、こうしたい、という明確なビジョンをお持ちの上でのご依頼でしたので、すんなり決まっています。

ディレイの後にコーラスがステレオでかかるこのボードは本当に美しい音色で、今回さらにリバーブが加わったことによってさらに広がりがディープに増しました。

接続順について

ステレオ対応のエフェクターがあるのといつもより詳しく書いてみましたので、ちょっとややこしい書き方になってしまいましたが、接続順はこんな感じになっております。

■ FREE THE TONE / JB-41S
・ギター → INPUT (上側)
・INPUT (下側)

■ BOSS / ES-8 (ES-8 の入出力端子には★マーク)
・★IN 1

LOOP 1 : xotic / Ep-booster ●18V
・★SEND 1 → IN
・OUT → ★RTN 1

LOOP 2 : MAD PROFESSOR / Sweet Honey Overdrive  ●18V
・★SEND 2 → IN
・OUT → ★RTN 2

LOOP 3 : Suhr : Riot RELOADED ●18V
・★SEND 3 → IN
・OUT → ★RTN 3

LOOP 4 : strymon / IRIDIUM
・★SEND 4 → IN
・OUT L → ★RTN 4
・EXP / MIDI ↔︎ BOSS / DD-500 / MIDI OUT

LOOP 7 : BOSS / DD-500 DIGITAL DELAY
・★SEND 7 → INPUT A/MONO
・OUTPUT A/MONO → ★RTN 7L
・OUTPUT B → ★RTN 7R
・MIDI IN ↔︎ BOSS / ES-8 / MIDI OUT/THRU
・MIDI OUT ↔︎ strymon / IRIDIUM / EXP / MIDI

LOOP 8 : strymon / Ola
・★SEND 8L → LEFT IN
・★SEND 8R → RIGHT IN
・LEFT OUT → ★RTN 8L
・RIGHT OUT → ★RTN 8R

TUNER : tc electronic / polytune
・★TUNER → IN

VOL : FV-500L
・★SEND VOL → INPUT 1
・OUTPUT 1 → ★RTN VOL

■ BOSS / ES-8
・ ★OUT 1/L
・ ★OUT 2/R

strymon / blueSky
・★OUT 1/L → LEFT IN
・★OUT 2/R → RIGHT IN
・LEFT OUT → 2 (下側)
・RIGHT OUT → 3 (下側)

■ FREE THE TONE / JB-41S
・2 (上側) → アンプ(左)へ
・3 (上側) → アンプ(右)へ

実際、ボード内ではこんな感じでつながっております。

かなりタイトに収まっているのでサイズ的にピタピタなボードにエフェクターが並んでいる、といった感じですが、それ以外の部分を数字にするとDC ケーブルが 9 本、パッチケーブルは 23 本。パッチケーブルのプラグの総数は 46 個です。

プラグだけを46個持ってみるってこと、あまりないと思いますが、実はけっこうな重量になります。昔メルマガでも書いた、隠れた重さの正体ですね。

パワーサプライについて

画像の左上には strymon / Zuma R300 がありますが、実はこの下にstrymon / Ojai R30 がこっそり隠れています。

定番となってきたスタック式のパワーサプライは木枠をつくりかさ上げしています。

Zuma R300 はひとつ、Ojai R30 はふたつ、9、12、18V から選べる端子があります。

LOOP2 の部分はエフェクターの入れ換えがあるため、9V または 18V の切り替えがすぐできるように Zuma R300 側を使用しています。

18V 対応の xotic / Ep-booster、Suhr / Riot RELODED はほぼ固定のため、下の Ojai R30 側を使用しています。

パワーサプライ変更前は 18V の AC アダプターでの供給でした。今後はスイッチで切り替えができるため、自由度がかなり変わっています。

パッチケーブルはすべて製作しておりますが、DC ケーブルは FREE THE TONE / CP-416DC を使用しています。

ラインナップされている長さ、15cm、20cm、30cm、50cm、75cm、ちょうど良い長さのを合わせて使用しています。

ないものねだりではないのですが、これだけ種類があっても本当に欲しいのは実は 40cm だったりするんですよね。

完成後のサウンドチェック時に潜む誘惑

製作後のチェックは問題がないか色々なパターンで念入りに行うわけですが、あらためて思うのは BOSS / ES-8 はすごいってのと、そこにステレオで合わせるstrymon の空間系の飛び抜けた美しさ、そしてやっぱり Suhr / Riot RELODED、好きってことですね。

好きというより、欲しい、が正しい。

といった感じでたまに悶々としつつ、やらせていただいております。本当にありがとうございます。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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