ブログコンテンツ

ケーブルの方向性の話

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

先週書いた過去最高のガチャガチャ、「大きなヒキガエル」。いろいろなところで見かけますがけっこうどこも減ってないんですよね。なんでだ。

さて、今回はたまにお問い合わせいただくのですが、ケーブルの方向性、というお話です。

ケーブル自体に方向性、ある?

ケーブル自体に方向性があるのか、と聞かれるわけですが、これは私の経験上、ない、と思います。

剥いてみるとわかるわけですが、特に違いは見受けられないですし、そんな重要なことなら表記しますよね、多分。

で、方向性っていう話がなんで出てくるかと言うと、方向性をつけて製作しているケーブル、っていうのが存在するわけですね。

片側アースっていうアレです。

アースがちゃんときてる場所によってはいいのかもしれません。でもそれはすべてではないので個人的には通常のつくりの方がいい、と思っております。

なのでソコにはあまり触れず。

ケーブルに印字された記号

あとはいかにも、こっちこっちって矢印的なのがあるヤツですね。うちで使用している CAJ x Klotz / PATCH がまさにそうです。

これも印字がたまたま矢印なだけで方向性があるケーブルってわけではない、と思います。剥いても一緒ですからね。

でも私的にはコレがないと少し困るんですよね。

なんでかと言うと、この向きで作ってる、というのが理由です。

スイッチャーありの製作ですとパッチケーブルの本数って結構な数になるんですが、

直列でスタートするなら「→」向きで、センドからも「→」で送って、リターンに戻すのは「←」、こうすると入換時なんかにこのパッチはどこに行ってるのか…と探りやすいんですよね。

入換時の裏事情

大掛かりな入換時はプラグにどこのパッチかっていうのを書いたマスキングテープを貼ってから抜いてバラすのですが、たまにすでにバラした状態でお預かりすることもあるんです。

こんな時はまず向きで仕分けするんですよ。

で、製作時の長さメモがあるのでコレはここで、こっちはコレ、と長さで見分けていくと早い、という裏事情もあっての向きで製作しています(笑)

まぁ、向きが合ったら合わせたい、見た目的に、といったところです。

いろいろな向き

そんな向きもアレですが、うちはボードに設置した時にロゴの印字が見える向きで製作しています。

自分で作るならこうしたい、というところからこうしていますが、やっていくうちに上記のような探りやすいっていう理由もついてきた、って感じです。

銅線は1本も欠けてはいけません

ケーブル類を自作してみよう、という方は向きよりも中の銅線の数が大事だと思います。

被膜剥いた時に一本でも切れたらうちは NG です。めったにないですが。実際、芯線の数が少ないと音小さくなりますからね。

そのシールドはその本数ありきの音、で設計されていると思いますので細い線が1本でも切れたら本領発揮はしてくれない、ということです。

その昔、ガシャコン!って握ると被膜向きと同時に剥いた被膜も取り去ってくれる工具を買ったことがありますが、ケーブルによっては銅線も1、2本一緒に千切れてしまうのでがっかりしたことがあります。

困ったことにかっこいい見た目だったのでしばらくは持っていましたが、結局ヤフオクで売りました。

作業が速くなって激しく便利なものもありますが、スピードと引き換えに質を落としてしまうなんてモノは使えません。

で、なんの話だったっけ。

あ、うちの製作で使用しているケーブルは方向性もないですし、方向性を持たせたつくりにもしていないですよってことです。

見た目と僕の裏事情って話ですね、はい。

■HNEBD 地獄通信 -お知らせ-

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

 

★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

関連記事

  1. ワウロッカー!
  2. 老舗のディストーション、MXR distortion+
  3. エフェクターボードの中身【セレクト編】
  4. クロマチック or ポリフォニック
  5. 今年の出来事をふりかえる
  6. 親切な情報があることもある、ペダルの裏面
  7. ハンダがマスト
  8. あるのとないのとでは大違いなリバーブ!

最近の記事

PAGE TOP