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衝撃!6V6GTが壊れる決定的瞬間!

こんにちは、小岩ファンク!河田健太です。

「本当にあった恐ろしいギタリスト話」

早弾き系ギターの上手なお客さんと、その人の先輩の家に初めて遊びに行ったんです。

その先輩はリクライニングチェアーに深く座りながらギターを爪弾いていました。

先輩「おれはこの辺でも有名な凄腕ギタリストなんだけど、キミ達もなかなか弾けるらしいね~、こんなんも弾けるのかなあ~、ピロピロピロピロ」

俺「(うおー、自分で言っちゃってる上にあんまり上手くねぇ~)」

客「は、はぁ、こ、こんな感じですかね、ピロピロピロピロピロピロズキューン!」

俺「(うわー、やっぱすげー!)」

先輩「ほーう、なかなかやるねぇ、だが俺はまだ本当のスピードを見せちゃあいない、本気を出す時はコレを外すんだ」

その時、先輩は左腕に着けていた重そうなGショックの時計を外し、ボトッと床に落としました。

俺「(ま、まさか)」

先輩「ピロピロピロピロ」

俺「(うお~!なんも変わってねぇ~!)」

どうでしょう、たまにいますよね、こういう人。

昔、イングヴェイの教則ビデオ見てたときも似たようなくだりがありました。

ピロピロピロピロピロピロズキューン!

ちょっと早すぎるかな、ゆっくり弾いてみよう。

ピロピロピロピロピロピロズキュゥーン!

全然スピード変わってねぇ~。

「マッチドペアってやつ」

はい、イントロが長くなりましたが本題に入りましょう!

こちらも本当にある恐ろしいアンプトラブルの話です。

まずは動画をご覧ください。

真空管が内部でスパークして赤熱していく様子がわかると思います。

カミナリのような音も出ていますね。

動画では危ないのですぐ電源を切りましたが、しばらくほって置くと真空管は真っ赤っかになり、下手すると出力トランスが飛んだり、ヒューズが飛んだりと大変な事になります。

これは真空管の内部の接触不良などにより起きてしまったと思われる故障で、真空管の交換となります。

今回は2本のパワー管の内の1本の故障ですが、前回の話のように真空管は個体差が大きいので、2本の流れる電力の量が近いものにする必要があります。

所謂「マッチドペア」ってやつです。

このように電流値などが記載されています。

この数値が近いものを選定して使う必要があるんですね。

これがずれていると、信号の波形がおかしくなってしまうだけでなく、片方の真空管だけに負荷がかかってしまったり、それもまた故障の原因となりかねません。

交換の際は必ず真空管のマッチングというのを意識して交換してくださいね。

「ボルト計測の確認も!」

ところが、このマッチングの測定というのが割と問題で、市販の測定器だと250V程度の電圧しかかけて測定してない事が多いんです。

ギターアンプだと500V程度の電圧がかかる事も多いので、実際に付け替えてみると結構電流値がずれてしまう事があるんですね。

ですので、購入の際には何ボルトで計測されてますか?と確認してみるのも良いかもしれません。

ちなみにここは400Vで測定してくれてるのでかなり安心!⇒こちら

名前もステキ!

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