どうも、山脇オサムです。
ブルースでは主に3つのスケールが使えます。
・マイナーペンタトニックスケール
・メジャーペンタトニックスケール
・ミクソリディアンスケール
マイナーペンタは王道中の王道で、泥臭くて哀愁のあるブルースフィーリングです。
割と簡単にアドリブを楽しめることがメリットなんですけど、王道すぎてどのギタリストも同じフレーズになるのがアンニュイなところです。
あと、手グセばかりになってマンネリするパターンもかなり多いです。
そこで登場するのがメジャーペンタなんですけど、弾いてみれば分かります。
どう弾いてもカントリー風味が出てきてしまいます。「思てたんと違う」という明るすぎるフィーリング。
もちろんコツはあるんですけど、そのコツを駆使したとしても少し微妙です。
そこで満を持して登場するのがミクソリディアン。これがすんごく良いんです。
最高のブルースフィーリング。
マイナーペンタとメジャーペンタを融合させた感じで、新しいフレーズの引き出しがガンガン開きます。
理論的にも7thコードだけで出来てるブルース進行に一番マッチしてるんですよね、実は。
ただ、ミクソリディアンスケールをそのまま弾いてもブルージィにはならないんです。
音は合ってるけどフィーリングが全然出ないんですね。
だからみんなマイナーペンタだけになっちゃうんですけど、マット・スコフィールドやジョシュ・スミスなど現代のブルースギタリストはみんなバリバリ使ってます。
ミクソリディアンをブルージィに弾くのには、重要なポイントがあるんですね。要するに「スケールの音の使い方」です。
僕が考えたのはこの6つの方法。
1.アドリブを安定させる
2.7thを使う
3.マイナー3rdを使う
4.チョーキングを使う
5.和音を使う
6.経過音を使う
これで憧れのフィーリングにかなり近付けます。僕自身この6つを意識する事でフィーリングが激変してます。
あと、アドリブに対して自信が付いたのも大きなポイントです。
やっぱりスケールを適当に弾くのではすぐに限界がくるので、上手いギタリストはみんなスケールの音の使い方を知ってるんですね。
いかに指が速く動くか!?ではなく、いかにコードや曲に合ったフィーリングで弾けるか!が大事です。