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マイナーペンタを使わないブルース曲とは?

山脇オサムです。

ブルースはマイナーペンタ!という王道にあえて乗っからないレッスン曲が「M-Blues」です。

Mはミクソリディアンスケールという意味で、その名の通りミクソリディアンスケールだけを使ったブルース曲です。

マイナーペンタはまったく使ってません。

具体的にはマイナーペンタとは何が違うのでしょうか!?

「ペンタを使わない!2つの大きな違いとは?」

・マイナー3rdとメジャー3rd
・コードに合わせてスケールを切り替える

他にもたくさんあるんですけど、大きな違いはこの2つです。

3rdというのは、スケールを明るくするのか暗くするのかを決定付ける超重要な音。

マイナー3rdが入ってるペンタは暗い雰囲気、メジャー3rdが入ってるミクソリディアンは明るい雰囲気、というのが印象としてかなり違います。

面白いのが、この3rdという音は「明るい/暗い」の2択ではなく「少し明るい」という選択もできるんですね。

そう、チョーキングでの調整です。(まさにギターならでは)

例えばKey=A。

3弦5Fはマイナー3rd、3弦6Fはメジャー3rd。

フレットで分けると雰囲気も一気に変わります。スイッチ式の蛍光灯みたいな感じです。

微調整は3弦5Fのマイナー3rdを少しだけチョーキングします。少しだけメジャー3rdに近づける感じ。

丸いボタンをグルっと回して明るさを調整するタイプですね。

この調整のニュアンスがブルースには欠かせないんです。

「1人で弾いても曲が見えてくる」

コードの合わせてスケールを切り替えるというのは、

・A7=Aミクソリディアン
・D7=Dミクソリディアン
・E7=Eミクソリディアン

ということです。

マイナーペンタは「一発」とよく言われるように、Aマイナーペンタ一発で弾き通すことができるんですけど、コード感が出にくいという面もあります。

バッキングなしでフレーズだけ弾くとコード進行が見えてこないんです。

その反面ミクソリディアンはすんごいです。

コードに合わせて切り替えるのでコード感満載。もうバッキングいらないです。

1人でアコギで弾いてもめちゃめちゃカッコいいです。

しかも9th、13thとより多くの音が使えるので、マイナーペンタでは表現できないカラーを出すことができます。

スケールを切り替えるというと「なんか難しそう!」となりますけど、まずはそこは考えずに「M-Blues」をコピーしてみてください。

「なるほど、こういうことかぁ〜!」と実感できると思います。

ちなみに第2回ギターのレシピコンテストの課題曲にもなりました。

⇒みなさんの演奏はこちら

■教材紹介「ペンタを使わないM-Blues」

マイナーペンタを使わずミクソリディアンだけで構成されたブルース曲(講師:山脇オサム)

マイナーペンタではありえないフレージングがたくさん登場します。

ソロだけではなく数種類のコードバッキングも解説しているのもポイント。ブルースセッションではバッキングも必須なのでとても役立ちます。

いつもペンタでマンネリしている、フレーズの幅を広げたい、というギタリストにオススメ!

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・動画17本(1時間44分)
・PDF14ページ
・練習トラック6本

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■ユーザーレビュー

「軽快なリードの素敵な曲」
豊村 孝信さん
ブルース初心者にもコード進行やマッチするスケールが分かりやすく解説されていて、シャッフルブルースに軽快なリードの素敵な曲です。バッキングトラックはアドリブ練習にも活用出来ます。

「確実にレベルアップできる」
新名 英勝さん
おいしいブルースフレーズ満載。 一曲をきちんと解説見て理解しながらとりくむと、確実にレベルアップできるとおもいます。 バッキングの解説もあるので、リードだけじゃなく、トータル的に学ぶことができます。 おすすめです!

「弾き応えが凄い!」
宮島 実さん
コンテスト課題曲でしたので購入しましたが、運指全開のミクソリディアンで弾き応えが凄いです。キッチリ弾かないと、らしさが抜けてしまうので難しいと言えば難しいですが、中級者にベストかなと思います。曲がまずお勧めです。

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