山脇オサムです。
アドリブを初めてやる時にまず使うスケールと言ったら「ペンタトニックスケール」だと思います。
ドレミファソラシという音階をベーシックとしたスケールって基本7つの音で構成されてるんですけど、ペンタトニックスケールはたったの5つの音しか使われてないので使いやすいんですよね。
使いやすいんですけど、その反面問題なのが「なかなかカッコよく弾けない」という点です。
これ、実際にやってみると分かるんですけどペンタスケールをなぞってるだけじゃ機械的なメロディになりやすいんです。
それをどんどん音楽的にしていくのが演奏技術なんですけど、そこでオススメなのがなんと言ってもチョーキングです。
ペンタはチョーキングを使うことでかなりカッコよくなります。
例えばAメジャーペンタだと、2弦5Fを1音チョーキングとか、2弦7Fを1音半チョーキングとか。
エレキ的で感情も出しやすいのでアドリブには持って来いなんです。
なんですけどここにはちょっとしたポイントがあって、「フレーズ先行ではなくて曲にしっかり合ってるかどうか」というのが重要なんです。
要するに曲のコード進行に合っているかどうかです。
音楽的にはここが重要!
いくらフレーズがカッコよくても曲に合ってないと体にグッと染みてこないんです。
凝りに凝っためちゃくちゃ美味しいラーメンでもプーさんのマグカップで出てきたらなんかグッと来ない、それと似ています。
で、そんな時に基準にするのが曲で使われてるコードの音です。
コードの音に合わすだけでフレーズは一気に曲に馴染んでいきます。
Aコードが鳴ってる時は、3弦4Fを1音チョーキングしてAコードの3度に行くとか、F♯mが鳴ってる時は2弦5Fを1音チョーキングしてF♯mの1度に行くとか。
結構長めのチョーキングをする時にはここが超重要で、本当に曲の雰囲気にマッチしてくるんですよね。
こうなってくるとフレージングのレベルは抜群に良くなります。(これホント)
アドリブやフレージングがシックリこない人はここが出来てない事がとても多いのでぜひ注目してほしいポイントです。
ペンタのチョーキングやそれをコードに合わす方法は、
アドリブのレシピ〜1645コードを攻略する〜
山脇流メロディアスなアドリブ方法
でじっくり解説しています。
この方法はアドリブにかなり役に立つのでぜひ実践してください!