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ロバート・ジョンソン、実はギターが下手だった?

ギターのレシピの山脇オサムです。

中1のとき、中3

シカゴブルースのマディ・ウォーターズが憧れていたのがデルタブルースのロバート・ジョンソン。

アンプに繋いで爆音で演奏するシカゴブルースと、アコギとスライドバーで歌い上げるアンプラグドなデルタブルース。

スタイルは違うけど直でつながってるので非常に近い存在ですよね。

マディ・ウォーターズが憧れてたって聞くと師匠と弟子くらい離れてるのかなって思うんですけど、実はロバート・ジョンソンってマディ・ウォーターズの2個上。(中1のとき中3)

ほぼ同期なんですねー。オモシロイ。

ちなみに日本での同級生は岡本太郎です。ロバート・ジョンソンと岡本太郎、同級生です。

そんなロバート・ジョンソン。ギターもむちゃくちゃ上手いと思いきや、20歳くらいまではからっきしだったそうです。

「あいつ上手そうなオーラあるだけどダメだかんね!」とか言われてたんでしょうねー。

でもそこから一気に上手くなっちゃいます。もちろん練習してのことなんですけど、その上達具合がエグすぎてある噂が流れ出します。

「あいつ、悪魔に魂を売ってギターのテクニックもらったらしいぜ」

これが有名な「クロスロード伝説」です。

本人も歌っています。

 

真っ暗闇のなか十字路に立っていると悪魔がやってきて取引をするらしい……ディズニーランドのホーンテッドマンションにあってもおかしくないですよね。

この話を題材にした映画「クロスロード」ありましたよねー。ベストキッドで有名なラルフ・マッチオが主役で、最後にスティーブ・ヴァイと対決するやつ!もう最高!

「クロスロード」の公開が1986年で「ベストキッド」が1984年なので、ミヤギさん経由での十字路なんですね。

 

録音はたったの2回だけ

そこから5年後の25歳で初めてのレコーディングを行い、26歳で2回目のレコーディング。

実はロバート・ジョンソンの録音はこの2回だけなんです。

 

意外ですよね!?

実は翌年の27歳で亡くなってしまうんです。毒を盛られたとか刺殺されたとか諸説あるのですが、27歳という若さでこの世を去るんです。

のちのジミヘンやカート・コバーンなど有名アーティストがこぞって27歳で亡くなるもんだから「なんかあるんじゃないか!?」という噂になって「27クラブ」というものができるんですけど、そのメンバーなんです。

なんなんだろうなー…と考えてしまいますが、たった2回の録音でこれだけ影響が出てるのがスゴイですよね。本人も予想だにしてなかったでしょうし。

顔写真が出たのも亡くなってから50年後とかですもんね、確か。

まさか本当に悪魔と取引したんじゃ…

で、むちゃくちゃ上手くなった時期なんですけど、サン・ハウスというデルタブルースの巨匠からギターを教えてもらってたみたいです。

ロバート・ジョンソンが20歳のとき、サン・ハウスが30歳。

このサン・ハウスはとても長生きだったので、なんと映像が残ってるんです。

それがこれです。この人がロバート・ジョンソンにギターを教えたって考えるとロマンがありますねぇ。。。

 

ペンタを使わないブルース曲

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