山脇オサムです。
ちょっと前にレコーディングがあったんですけど、シャレオツなフレーズ大集合!みたいな感じだったのでサウンドもいつもより膨よかにして1音1音の存在感を大きくしたいと思ったんです。
人間で言うと「体重5kg増やそうかな」みたいな感じ。決して「筋肉付けようかな」じゃないんです。
パワーアップするんじゃなくてあくまでも膨よかになるだけが良いんです。
そんな時ってどうしますか?
・フロントピックアップにする
・トーンを絞る
・アンプのセッティングを丸くする
どれも効果敵なんですけど今回はもっと根本的に膨よかにしたいんです。
そんな時にオススメなのが「弦高を上げる」ということで、単純に弦の高さを上げるんです。
弦の高さを上げると押さえた時の張力が上がるので、音ヌケや存在感が増します。これが僕にとっての膨よかな音で「体重5kg増」の音なんです。
演奏スタイルに合わせて弦高を調整するのはとても大事で、ほんの少し上げるだけでもサウンドは変わります。
たったこれだけで「出たー!このサウンドが欲しかったのよ!」ってこれまで求めてきたサウンドと出会えるかも知れないので、サウンドに物足りなさを感じている方はぜひやってみて下さい。
弾き心地が微妙に変わるのが難点ですけど、それは練習すればすぐに克服できるハズです。
なんでもそうなんですけど、何かを改善する時ってその根本を見直すと良いんですよね。
細い弦を弦高低めにしてベチベチ鳴ってる音をエフェクターで太くすることはできないですもんね。コンプ感やドンシャリ感が出ちゃって、「弾きやすいんだけどサウンドが微妙・・」って事になりがちです。
そういう時は「弦と弦高」を変えるのが一番シンプルで一番効果的だったりします。
僕も気合いを入れる時は、大きな声を出すとか辛いものを食べるとかじゃなくてシンプルに真っ赤なパンツを履くようにしてます。・・・いや、意味がわからないんですけどマジですからね。
撮影の時は100%赤パン履いてます。
弦高を変えるだけでサウンドも変わるのでぜひ一度実践してみて下さい!