札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
怪談師ではガンジー横須賀さんが好きなんですが、僕と同い年でした。ウケる。この方のお話、すでに聞いて知っている怖い怪談もギター怪談になるとなぜか笑っちゃう、謎な方です。
さて、「あのボードみたいなイメージで」というご依頼、ご相談をいただくことがあるほど、過去の製作例の中でもとくにご覧いただいているエフェクターボードがあります。みなさま、本当にありがとうございます。
そんな感謝しかない「要塞ボード」。この度、さらなるアップデートのご依頼がございました。まずは進化したエフェクターボードの姿がこちら、シン・要塞ボード 2023’ となります。
こちらの要塞ボード、初めての製作は 2018年 3月まで遡ります。
「ディレイをかけた音にコーラスをステレオでかけたい」ということでステレオループのある BOSS / ES-8 が搭載されております。2018年、一番初めに製作させていただいた状態がこちらです。
ボードはずっと同じサイズ (PULSE / EC07) なんですが、そこに strymon 2個並ぶんだ!ってなるサイズ感ですよね。
ステレオループのあるスイッチャー、というのが最優先でしたので当初から LOOP 5、6 は空いておりました。
そのしばらく後に入換や追加、エフェクター変更、接続方法の変更を経て最近では LOOP 4、5、6 が空いておりました。
そこが今回のアップデート部分になります。
Xotic / Ep-booster の下に HNEBD / IN & OUT 2 LOOP BOX を追加配置。ここが BOSS / ES-8 の SEND 4、RETURN 4、SEND 5、RETURN 5 とつながっています。
エフェクターボード内にペダル本体の追加はスペース上、厳しいわけですが外置きでなら追加可能、スイッチャーで操作が可能になる、というものですね。
合わせて電源も必要になるため、隙間に CAJ / HUB-6 も追加配置。
ループボックスの接続位置は正面左から R4、S4、R5、S5、上に外置き時にねじれず、すっと配線できるようにしました。
ループボックス完成後に単体画像を撮り忘れている、安定の私です。
えー…、この筐体は HAMMOND / 1590B です。
MUTE スイッチには設定で割り当てをされておりましたので、空の LOOP 6 を踏むと MUTE になる、ある意味裏技的な仕様にもなっています。
余談ですが、最初は北海道内ではありましたが札幌からはやや遠方からのご依頼だったんですよね。そのため、お送りいただいて完成後にお送りして、という感じでした。
現在は札幌市内にご在住、お引取り、納品と直接お会いできて大変激しくありがたい、時間の経過は不思議なものです。
あれから 5年、あのエフェクターボードがまさかこんな風になっているとは思いもしませんでした。
当時の FREE THE TONE / JB-41S も BOSS / FV-500L も追加でさらに色々挿されるなんて思っていなかったんじゃないでしょうか。同じボードを大切にアップデートしていく、というのもいいものですね。
大塚 浩史 様、今回もありがとうございました!
■HNEBD 地獄通信 -お知らせ-
★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
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