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ストロングになったチューブスクリーマー

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

長引く風邪がなんともイヤな感じでありますが、なんとか元気です。

さて今回は JHS Pedals / TS-9 Strong Mod + True Bypass をご紹介したいと思います。

アイバニーズ、チューブスクリーマー…。

確実にエレキギターの歴史に刻まれており、これからも愛され続けていく名機の中の1つ、だと思います。

・単体でのソフトなオーバードライブ
・チューブアンプのブースト
・アンプキャラクターの補正
・他エフェクターのブースター

など、上げていけばキリがないほどに使用用途がとても多彩である、と思います。

その役割の位置は演奏する音楽であったり、年とともに変わっていく好みであったり、それでもいろんな使用用途で活躍し続けていくことができるペダルである、と思います。

現代のオーバードライブで系統付けられる、いわゆる『TS系』というカテゴライズ。

それほど、後の世界に影響力のあるペダルである、と思います。

と、思います。と私が思うことを改めて書き連ねていく必要がないほどに、国内、海外を問わずエフェクター界に浸透しているペダルですので、もはや一般的な説明は不要である、と思います。

大胆過ぎるスイッチ位置

神々しさすらあるレジェンドペダルをモディファイしたペダルは少なくありません。

この Ibanez 筐体であったり、BOSS 筐体はどうしてもトゥルーバイパス化するにあたり、この位置以外ない、ということで大胆にもブランド名やモデル名が刻まれた位置にガガガガガっと下穴が開けられ、ゴリゴリゴリ、ギャギャッ!と下穴を広げられ、新たなフットスイッチがぶちこまれる…、

そこにリスペクトはあるのか?と考えてしまう行為の果てに、変わり果てた姿にされてしまうわけです。

それでもこのモデルである、というのが一目見てわかる。そこもまた凄いところですね。

2倍のゲイン

と、トゥルーバイパス化されただけではなく、オペアンプが JRC4558P に変更され、それに伴いコンデンサーや抵抗も最適なバランス化がなされております。

チューブスクリーマーは、LEVEL 上げめでDRIVE 控えめ、で使われる方が多いと思いますが、この Strong Mod + True Bypass はその名の通りストロング。

通常の2倍のゲインがかせげるようになっており、DRIVE を上げて単体の歪みとしての幅が大きく広がっています。

透明感のあるナチュラル&スムースなトーンでストロング。

ブースターとして使う場合はよりチューブアンプの歪みを前に出してくれます。

単体のオーバードライブとしても使いやすいドライブ感まで持っていけるという印象です。

トゥルーバイパスですので、バッファーの影響がバイパス音に出やすい少数精鋭の直列ボードに組み込むのにこっちをセレクト、というのもアリですね。

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

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