こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
札幌は日に日にすっかり寒くなってきました。
ベランダで七輪、炭火でししゃもを焼いて食べる季節です。スモークもヤバイですね、ししゃも。
今回はボード製作時に使用しているプラグのお話です。
HNEBD では主に switchcraft 製のプラグを使用しています。
耐久性、信頼性、きちんとハンダ除去すればある程度の回数は再利用可能など、楽器を始めた当初から本当に長いことお世話になっています。
主に使用しているプラグはこんな感じです。
右から、
・フラット L
・L
・ショートストレート
・ストレート
場合によってはストレートも使用することはありますが、ボード内で主に使うのはストレート以外、右から3つ目までです。
もっとも使用頻度が高くボード内で活躍してくれるのはフラット L ですね。
通常のLとフラットLは、その名の通り厚みと横幅が違います。
エフェクターに繋いで飛び出す部分、これはつまり接続時に必要になるスペースになります。
・通常 L : 16mm
・フラット L : 10mm
その差、6mmです。
が、この6mmがボードのサイズに関係なくとても重要になってきます。
通常のLプラグで、エフェクターの入出力が横にあるタイプに接続する場合。
単純にエフェクターの横幅にプラグの横幅がプラスされます。寸法的には 16mm x 2 = 32mm、3.2cm 必要になります。
ペダルが5個並ぶと32mm x 5 = 160mm。プラグだけでなんと 16cm ものスペースが必要になります。
同じ条件でフラットLの場合は、エフェクターの横幅プラス10mm x 2 = 20mmです。5個並べても100mm。プラグに必要なスペースは 10cm で済みます。
6cmも節約できると、コンパクトなエフェクターならもう一台追加できそうなくらいですよね。限りあるボード内のスペースでの6cmはかなりの差です。
ミリ単位で収まる収まらないが決まるシビアなボードの場合は、フラット L は必須プラグです。
それでもダメなら高さを変えたりなんなり方法は色々ありますが、プラグが占めるスペースはバカにできません。
ただし、音質にこだわる場合はすべて通常の L 型を使用することもあります。
形状の違い、金属の質量の違いからだと考えますが、音がまったく同じではありません。
通常Lの方が攻撃的でやや尖った音、フラット L はそれに比べて若干マイルド。
エフェクターに合わせてプラグを変更して音色を微調整するのもアリだと思います。
一個でもプラグが違うと、隙間がけっこう違いますよね。
ちょっと長くなってしまったので、ストレートプラグについては次回書きます!