ブログコンテンツ

バッテリーとテスターと

札幌のエフェクターボード製作人間、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

先日、裏道のカーブが突然のアイスバーンで滑り流され危うく土手に落ちそうになりました。帰り道、同じところを通ったら同じように流されている車がいて、危険がいっぱいでした。

さて、最近何気に書いた 9V 電池高い、というお話。先日定期的に弦交換・調整でお越しいただいているお客様とも話題になりました。

こういう方法なら多少なりとも使用期間を延ばせるんじゃないか、とひとつの案を思いついたので今回はそのお話を。

バッテリーの残量を知る

コンスタントにライブがある方はライブごとに変えている、という方も実際多いです。

間違いなく安心な方法、ではありますが、その時の電池の状態、残量はいかほどか、というのが、使える、使うには心配がある、使えない、の判断基準になると思います。

ここで必要になるモノが『テスター』です。

テスターにもよりますが、私のテスターの場合、9V バッテリーの残量を測るには計測メモリを『20V』に合わせます。その下が『2V』なのでそこでは測れず、測りたい数値に近い、かつ上の数値に合わせると測れます。

テスターのリード + と – をそれぞれ電池の + と – に当てて数値が表示されるのを見る、という感じです。直流、交流が選べるタイプは直流で計測します。

電池の減り方を知る

そのギターはプリアンプとサスティナー用で 2 つの 9V 電池を使用するものでした。

その 2 つの 9V 電池、外して測ると実測値は 9.26V と7.46V でした。

交換時期は同じでも片減りしているのはどちらかが電池をよく喰う、ということです。

9.26V の方は交換する必要はありません。7.46V の方も前回の交換時期とご使用状況からそんなに極端な減りではないのでまだ大丈夫、直近のライブもう一本はこなせると判断しました。

その場ですぐには思いつかなかった案

長く使う方法ないだろか、と調整が終わった後もなんとなく考えていたわけですが、パッとその時、思いつけばよかったことを、お客様の車を見送っている時に思いつきました。

本番は安心感のため、7V を切ってたら念の為、新しい電池を使用するのを前提として、普段使い、リハーサル時は減りがそうでもない方と早い方を実測値によって入れ換えればいいのではないか?、というものです。

たとえばですが、7V、5V、と差がついた頃、電池を入れ換える。

よく喰う方に 7V、そうでもない方に 5V、使える期間が伸びますよね。

どこまで減ったら音質に支障をきたすのか、の動作チェックは必須ですがこんな方法もアリなんじゃないか、と。

上記は電池 2 個のケースですが、電池 1 個の場合でも本番用には新品電池、終わったら普段の電池に入れ換える、本番用は本番でしか使わない、というのもアリかと思います。

本番用のも減ってきたら普段使いに。電池は自然に放電もしますが、こういう方法も長く使うにはいいのでは、と思いました。

限りあるモノを長く使う

使い方を変えることで多少なりとも長く、安心感キープで使い切ることもできるのでは、というお話でした。

ただ最終的な段階で、『電気屋さんだとそんなに値上がりしてないんだよね』というこれまでの話題をひっくり返す、衝撃の事実があったこともあわせて書いておきます。

キャンプ道具に置き換える

ここで勝手にキャンプ道具でも似たようなケースがあるのでいろいろ試して私は結果、こうなった、という例を書いておきます。

それは ライト(外用)です。

電池の予備持っていくの重いしな、でもないと切れたら困るしな、という本番への不安。毎回新品にするのも癪だしな、という葛藤。

充電式も試しましたがそもそも重い。私が選んだのがアレだったのかもですが。

電池は寒さに弱いのか、冬キャンプでは電池が新品でもダメだったこともあり、最終的にこちらに落ち着きました。

キャンドルランタン。と言うとちょっとかっこいいですが、要は風防付きのローソクです。

ローソクの残量は裏から見えますし、今のところ気温に関係なく確実に灯せています。

オイルランタンは雰囲気グレートですが、巨大である点と、オイルの持ち運び、管理が面倒なのにキャンドルランタンとさほど光量は大きく変わらず。

極力荷物を減らしたいので予備の芯とか、ないと使えなくなるモノがあるのは避けたい。

使わない時は小さくなって予備も持たなくていい方がいいな、ということでコレです。

ローソク減ってたら新しいのに変えていけばいいですしね。

ブラスの経年変化もナイス、という点も良い。

どちらも残量がわかってると対応可、というお話。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら

『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

関連記事

  1. リンクも可能なハイ・パワーサプライ・ユニット
  2. Xotic / Ep-booster 15周年記念モデルのおまけ…
  3. サブボード製作のご依頼
  4. 最近の製作から、製作方法とペダルトレイン クラシックジュニア編
  5. スイッチャーにループを増設するスーパーアイテム
  6. ケーブル製作もやっております
  7. 寸法ギリギリなボード製作
  8. ある日のエフェクターセッティング

最近の記事

PAGE TOP