ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日、久々に一人でキャンプに行ってきました。
着いたころには辺り真っ暗でまずはランタン。 見るとマントルが崩壊、予備のマントルをつけ、から焼きが終わるか終わらないかのところで持参したチャッカマンが全滅。 ようやくランタンが点火し、まずはタープを取り出すと紐がからまりまくりでほどくのに一苦労。
さらに、炭をおこす便利アイテムを忘れ、夜は土砂降り、深夜テントの周りを不思議な音を出しながら歩く謎の足音。。。(たぶん鹿)
と、トラブル続きで大変でしたが、今年で一番楽しかったです。 誰もいない野営場でその場であるモノでなんとかする、この不便さが快感ですね(笑)
はい、前回はボードを組むにあたってパッチケーブルやDCケーブル、配線系をまとめるために必要なモノをご紹介しました。(⇒こちら)
ということで、今回はちょうどお問い合わせも頂きましたので、ボード製作時にもっとも重要と言っても過言ではない「マジックテープ」について書きたいと思います。
何度か書いてきましたが、マジックテープは化学メーカー「クラレ」のモノを使用しています。 10cmいくら~という量り売りで、大きめのホームセンターで取り扱っていると思います。
なぜにこのクラレのマジックテープを使っているかと言うと…
・オス、メスの噛み合わせの良さ
・木材、金属に対しての確かな粘着力
・強力な粘着力なのに剥がす時にはノリが残らない
・粘着テープのノリがはみ出ていない
・素材そのものが美しい
です。
まず、噛み合わせの良さ。 噛み合わせの悪いモノはブレやすかったり、ズレたり、すぐ剥がれたり、なんとも頼りない固定になってしまいます。 足で操作するエフェクターなので、安定感は激しく重要です。
マジックテープのノリの確かな粘着力。コレがすごいです。 かなり強力な部類に入りますが、剥がす時はこのノリを残さず、キレイに剥がせるところもポイントです。そのためほとんど時間がかかりません。
粘着テープのノリがはみ出ていない、、、製品として当然だとは思いますが、そうじゃないマジックテープもあって、ダメなのは側面がネタネタしてるんです。 このネタネタが足元で使うモノゆえに、細かいゴミや落ちてる髪の毛を拾ってきてしまうので、どんどん汚れていく上に剥がす時もキレイに剥がれないんですよね。
クラレはその心配がありません。 恐いくらいに均一なつくりで、見た目的にも美しいところもポイントです。
オスは普段見えないエフェクターの裏で使用するわけですが、「見えないところこそ美しい」っていうのがなんともアレだと思うんですよね。
取り扱いのあるホームセンターではかなり種類が豊富にも関わらず、どこもほぼ同じラインナップを取り揃えています。 色は黒、白、2色あります。
実は他にもありますが、量り売りは主にこの2色です。 幅は2.5cm、5cm、10cmの3種類です。
さらに裏が粘着テープになっているモノ、なっていないモノの2種類に分かれます。 エフェクターやボード製作に使用するモノは裏が粘着テープになっているモノです。
色、幅、粘着テープの有無、そのバリエーションなんと12種類。 私自身、仕入れに行って直前で気づくことがほとんどですが、たまにオーダー間違えます(笑)
まずはこちらですね。
・マジックテープ (裏が粘着テープ) のオスは薄い黄色
・マジックテープ (裏が粘着テープ) のメスは薄い水色
エフェクターボード製作に使用するのは、裏が粘着テープのモノなのではく離紙がついています。
・はく離紙があるかどうか
・オスとメスは色で判別
ここを見れば間違いません。
ちなみに裏が粘着テープではないタイプは当然はく離紙はなく、マジックテープそのものでパッと見は黒か白です。 こちらは服や靴などに縫い付けて使用する用途のモノだと思います。
マジックテープをカットする時は、裏に滑り止めが付いている定規とカッターの組み合わせがおすすめです。
ちょっと自分でやってみようかなーという時の参考になれば幸いです。