

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

9月末の試奏会直前、試奏会時にご注文いただいた AREA 8 BOARD の発送が12月頭に完了しました。本当にありがとうございました!
一部エフェクターの納期の都合で今回は約 2 ヶ月ちょっとと、現在もメーカー在庫が切れており、お時間をいただいてしまう状況が心苦しいですが、引き続き受注受付中です。リンク先には動画もございますのでご覧いただけると嬉しいです。
さて、今回は少し前に板からつくるエレアコ用のサンプルボードというのがありましたが急遽バンドで使用することとなり、何度かリハに行くうちに持ち運びが不便、ということでpedaltrain で組み直しました。家だけでなら良かったのですが、やはりケースは大事ですね。
最近のメルマガにも書きましたが WALRUS AUDIO / CANVAS POWER シリーズ、電源ケーブルを接続するユニットはロゴの向きを合わせると右出しになるんですよね。
主にパワーサプライはボードの左上に配置、電源ケーブルは上側か左側から出ますのでもしかすると WALRUS AUDIO さん的にはこのユニットはボードに固定推奨ではないのかも、と思う仕様になっています。
ですが、よく演奏している場所ではコンセントが立ち位置から右側、PA へのキャノンは立ち位置から左側にあり、たまたま両方都合が良いのでいつもの入口出口と電源を逆配置にして組み直してみました。
エフェクターはすべて L.R.Baggs / PARA ACOUSTIC D.I. の FX LOOP にハメてあるのでセンドとリターンのエフェクターをその近くに置く、というちょっと変わった配置になっています。
レイアウト図はこんな感じです。

ピンポイントですが個人的には使い勝手が激しく良くなりました。

正面からです。
ペダルトレインですが、nano シリーズと同様、metro シリーズはボードの傾斜がありません。
そのためボード自体も低く、裏面に配置できるパワーサプライが限られるのと、配置できても電源ケーブルの抜き挿しが手間ですので表面に設置しています。

左側面からです。
tc electronic の小型サイズ 2 つはレールをまたぐ橋のようなかさ上げ台を作って奥側のチューナーは踏みやすいようにさらにそこから上げています。
これ単体で写真を撮っていないのでアレですが、カタチ的には歯ブラシみたいな感じの形状です。

右側面からです。
電源ケーブルはこっち側からです。やっていて思うのですが、白いエフェクターって踏むのちょっと躊躇してしまいますね。

裏面からです。
内容がやや重複しますが、小さいエフェクターはペダルトレインのレールの場合、位置によっては固定が不安定になってしまうことがあるので、今回はレールまたぎ橋を作っています。
この橋はいつもの凸凹塗料で塗っていますが、ペダルトレインがマットな感じなので今回は凸凹を作らないように塗ってみました。

背面からです。
L.R.Baggs / PARA ACOUSTIC D.I. には DC 入力端子がありません。
キャノン接続の場合(D.I. OUT)はファンタム電源、アンプを使用する場合(OUTPUT)は電池、電池ボックスの開け閉め、FX LOOP 接続プラグの飛び出しを考えると奥行き的にmetro シリーズが激しくちょうどいいと思います。
そんなに重くはないだろう、と思うサイズなんですがボードの重量は 3.6 kg、ソフトケースを含めると 4.9kg、電源ケーブル、シールド、ストラップ、カポなどをソフトケースのポケットに入れると 5.5kg。
手持ちの 5kg 未満、5kg 超えって微妙に違うのでペダルトレインのポケットは使用せず、ケーブル、小物類はギターのギグケースに入れて背負ってしまえば徒歩移動でも苦ではない重量です。
AREA 8 BOARD はハードケースで 4.9kg、重量的に偶然同じになりました。
エフェクターボードってやっぱりおもしろいですね。
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★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。『全都道府県に製作実績を』を目標にしておりますので、日本全国よりご相談、ご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。