こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。
今回はボード内のエフェクター部分のラスト「ブースター」です。下のボードには純粋にブースターという役割のペダルが2つ入っています。
・xotic / Ep-booster(上)
※Ep-booster に関しては【⇒イコライザー的ブースターのススメ】の記事を参照
・tc electronic / SPARK MINI BOOSTER(下)
下のスパーク (ミニ) ブースター……スパークの響きがまずヤバいですね。名前がスパーク…かっこいい…。
「スパークしたいか?、スパークすんのか?」みたいな、プラグから火花が散る挑戦的な絵の描かれた通常サイズもありますが、
■通常サイズ
ボード内のはミニ版です。ややレトロでクラシックなイラストが描かれています。
■ミニサイズ
数あるエフェクターの中でもこのデザイン、マジナイス!大好き!と思うペダルです。
さらに色!ホワイトにゴールド、ギターで言うと「ホワイトファルコン」だな。いや、ホワイトペンギンか…。どっちかって言うとペ …まぁそっち系です。
■ホワイトファルコン!
で、ちょっといつもより調べました。デザインについてを。
ビールのラベルからヒントを得たタトゥーアーティストでもあるtcのデザイナーさんがデザインしたそうです。
超納得。tcの中でもコレ、本当に異色のデザインですからね。
ギターで言うならそう、白いグレッチ系の華やかなたたずまい!
「私は最後派です」
突然の宣言ですが、純粋にクリーンブースターとして使う場合のことですね。
ブースターはどこに繋いだらいいですか?と聞かれることが多いのですが、最後に繋ぐのが扱いやすいと思います。
エフェクターは前から順番に効果がプラスされていきます。
最後の場合、ボード全体で作った音をブーストさせることになるので、気に入ったペダルで作った音がドカーンとブーストされます。
頭につないだ場合は、楽器からの信号がブーストされた状態でうしろに続くエフェクターの効果がプラスされるので、出音は派手になります。
ただし、使うエフェクターの組み合わせによって音量のバランスがバラバラになってしまうので、狙った組み合わせがある場合を除いては最後に繋いだ方が良いかと思います。
ワンノブ、ワンスイッチでありながらスゴイのがこの ON/OFF スイッチです。
踏んでON、もう一度踏んでOFF、という操作は通常通りなんですが、“長押し”した場合は踏んでいる間だけONになり、離すとOFFになるんです。
この機能、まさに「狙った時だけブーストさせる」という場合にピッタリです!
最大20dBのアナログクリーンブースター。しかも小さい。
そして、常時ONでもOKなくらい音が良いんですよね。常時ONにしておいて他で音量バランスをとってトータルで作る、という方法もオススメです。
コンパクトに組みたい方の唯一の難点は「電池駆動不可」くらいじゃないでしょうか。
どうしてもサプライとセット使用になりますー。
ギターはもちろんですが、ベース、はたまたアコースティックギター(エレアコ)でもオススメです。
ノブが1つなので操作も簡単です。
ここで「20dB」というのは一般的にはどれくらいの音量を表すのか気になったので調べた結果、ますます分からなくなりました。
「20dB=木の葉のすれ合う音」
…聴きに行ったらまた刺されそうなお答え。
■こんな内容を毎週配信しています
・エフェクトボードの必須アイテム「ジャンクションボックス」
・ブースターって最初に繋ぐ?最後に繋ぐ?
・エフェクターのノイズが酷い時の対策
・エフェクターに貼るマジックテープ
・危険!エフェクターが故障する原因
・帰ってきたEpブースター
・MIDIを使うと超便利になる!
などなど