ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。
ボードの製作例は色々あっても、実際の使い方を詳しく書いてるサイトはあまりないのでは?と、思ったので基本的なエフェクターの使用方法を織り交ぜながら、HNEBDデモボードのリアルな使用状況を書いてみたいと思います。
デモボードには複数入っていますが、すべてをオンで使うことはありません。
マルチエフェクターをイメージしてください。マルチに入ってるエフェクターが全部オンだとそこはカオスです。
・不要なものはなくして好きなペダルを組める
・コンパクトでベストメンバーを集結してマルチな音色を作れる
これが最大のメリットです。
マルチと同じく、コンパクトエフェクターもこの中の何個かを組み合わせて音づくりしています。
より快適にするのがスイッチャーやジャンクションボックスですが、この辺については次回以降、詳しく書いていきます。
セッティング時間が短縮できるのも大きなメリットですよね。
1.電源確保
2.ギターからボードに接続
3.ボードからアンプに接続
この3ステップだけですぐに演奏が可能です。スタジオ練習はもちろん、ライブのセッティングやハケる時もすんなりスムーズです。
歪み系はこの部分ですね。左上の白っぽいのは見なかったことにしてください。
デモボードの歪み系はこの3つ、接続順は歪みのキャラクターが控えめものから強めになるようにしています。
・KLON / KTR : オーバードライブ(右上)
↓↓↓
・VEMURAM / Jan Ray : オーバードライブ(左下)
↓↓↓
・OKKO / DOMINATOR : ディストーション(右下)
この3機種でいろんな組み合わせができるので紹介していきましょう!組み合わせは9パターンです。
まずはそれぞれ単体で使うパターンですよね。
#1. KLON 単体
#2. VEMURAM 単体
#3. OKKO 単体
そしてここからが組み合わせの本番!
紹介する画像はつまみのセッティングもそれぞれ変えてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
単体使用や#4・#5の組み合わせで使うことが多いですが、ディストーションがいらない場合は#7~#9のようにゲインをしぼって後段ブースターとして使います。
#9はガラッと歪みのキャラクターを変えたい時に使います。
たった3つだけでもこんなに使い方があるので、どの場面でどの組み合わせを使うのか、いろいろと試してみてください。
各エフェクターの詳しい使い方は、次回の記事で解説していきます!
■こんな内容を毎週配信しています
・エフェクトボードの必須アイテム「ジャンクションボックス」
・ブースターって最初に繋ぐ?最後に繋ぐ?
・エフェクターのノイズが酷い時の対策
・エフェクターに貼るマジックテープ
・危険!エフェクターが故障する原因
・帰ってきたEpブースター
・MIDIを使うと超便利になる!
などなど