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strymonのパワーサプライを勝手にサイズ比較!

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

今回は「どれがおすすめですか?」というご相談の多いstrymonのパワーサプライ、3機種についてです。

機能の違いは以前にも書いておりますので、今回は「エフェクターボードに組み込む」という点で必要なスペース面から書いていきたいと思います。

まずは本体サイズ

単純に見ていくと、上から、

・Zuma R300(大)
・Ojai R30(中)
・Ojai(小)

右側の四角は横から見た図で、細かい部分ですが高さがそれぞれ違います。

この数ミリの違いでpedal train nano+の裏に組み込めなかったりするので、nano+の裏にはOjai R30で超ギリです。

実際に使うには

Zuma R300は電源ケーブルを本体に接続するので、スペース的には本体一台で完結です。

Ojai R30とOjaiの左にある黒いの。これは電源ケーブルを突き刺すユニット、PS-124です。

Ojai系をそれぞれ単体で使う場合には、このPS-124とEIAJケーブルというのが必要になります。

この時点で一番大きなZuma R300の横幅を中と小が超えています。なんと。

駆動に必要なケーブル類を接続していくと

Zuma R300は電源ケーブルを本体に接続できる上に、EIAJケーブルも直接接続可能です。

単体使用の場合には必要ありませんが、EIAJケーブルでOjai R30やOjaiを接続することで、延々とパワーサプライを追加して増やしていけるわけですね。PS-124は必要ありません。

巨大なボードではZuma R300 & Ojai R30が定番です。

Ojai系はEIAJケーブルでまずPS-124と接続し、そこから電源ケーブルでコンセントへ、、、とちょっと経由が必要です。

Ojai系も追加することが可能ですが、Zuma R300がない場合はPS-124は必ず1つ必要になります。

実際の使用に必要なケーブルを接続していくと

ピンクのところがエフェクターと接続するDCケーブル端子です。

Zuma R300は本体左側、横にちょっと出る程度です。

Ojai R30はEIAJケーブル端子の並びですので、さほど飛び出ません。すでに飛び出てる範囲内です。

じっくりと見て欲しい部分はOjaiです。EIAJケーブル端子は上で、DCケーブル端子は下なんですよね。

横並びにすると奥行きがZuma R300とほぼ一緒です。小だったはずが大と一緒の奥行き。

縦並びにすると横幅がZuma R300とほぼ一緒です。

小だったはずが大とほぼ一緒のスペース占有。おぉぉ…。

実際の組み込み時には置く場所を工夫したりなんなりで全体的にコンパクトにできなくもないのですが、単純に単体使用時の横並びを比較すると必要なスペースはこんな感じになります。

しかしstrymonのパワーサプライが発売された時は、初めてiPodが出た時並みのインパクトがありました。個人的に。そんな便利なモン、あるわけなくない?というこの疑り深さ。

完全独立、9V、12V、18V切り替え(Ojai除く)、軽量、コンパクト、ノイズに強い、音が良い。

追加の組み合わせ次第でボードからACアダプターをなくせる選択肢。

本当にすごいモノだと思います。

図ではなく実写で

過去の製作例から、実際の画像はこんな風です。

パワーサプライ strymon / Ojai + PS-124、単体での使用。

ボードはコンパクトなサイズを優先。電源が必要なエフェクターが5個以内であればパワーサプライは小、Ojai単体で収まります。ボードはARMOR / PS-3Cです。

札幌市、O様のボードです、ありがとうございました!


パワーサプライ strymon / Ojai R30 + PS-124、Ojai R30からEIAJケーブルでOjaiを追加した場合。※PS-124はOjai R30の下にいます。

中間サイズ、18V駆動させたいのが2個ある場合はOjai R30が必須。Zuma R300が収まらない時の中と小のコンビネーションです。ボードはARMOR / PS-2NBです。

HNEBD、過去のデモボードです。


パワーサプライ strymon / Zuma R300。Zuma R300からEIAJケーブルでOjai R30を追加した場合。

Zuma R300をかさ上げして下にOjai R30。スタック式と呼んでいる製作例です。

ボードは中間サイズですが、スペースに余裕がある場合や18V駆動が3つある場合はZuma R300とOjai R30で対応可能です。ボードはARMOR / PS-2C。

東京都、M様のボードです、ありがとうございました!


と、こんな感じで製作させていただいていますー。

お気軽にお問い合わせください。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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