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「オバケな EQ、略称:オバQ」

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。

今年の3月はすごいですね。3年ぶりにBuckcherry のアルバムが発売、月末には私のもっとも好きな Mötley Crüe の自伝映画 The Dirt が公開、さらに新曲が入ったサントラも発売。

その翌週には LEGO MOVIE 2 が公開と、数年前の製作発表から楽しみにしてたモノが立て続けに公開されるので個人的に激しくヤバめな月です。

そして今回はかなりナイスなエフェクターを仕入れましたのでそのご紹介を。

久々にヒットしました、JHS Pedals / Haunting Midsです。

なんというか、視点が独特というか、正直なところちょっと慣れが必要なエフェクターかと思いますが、ハマると超ナイス!という変わり種。

こういうペダルは萌えますよね。なんでかオバケが描かれてるのも超ナイス。

「カテゴリーとしてはイコライザー」

つまみは VOLUME、MIDS、SWEEP に加え HI / LO 切り替えスイッチがついています。

ミドルを中心にいじれるイコライザーなんですが、グライコだと取っ付きにくいけどミドル限定なら簡単か!?と思いきやそうでもない。

だけどハマればものすごく効果的!と言うなんともセッティングのしがいがあるエフェクターです。

● VOLUME
その名のとおり、音量調整ができます。単純にブースターとしても良いです。

● MIDS
周波数帯域を変化させる位置を決めます。

12時の位置でフラット、右に回すとミッドブースト方面、左に回すとミッドカット方面に効いてきます。

● SWEEP
周波数帯域のコントロールです。左に回すとローミッド、右に回すとハイミッドに効いてきます。MIDS の位置、HI / LO の位置でもかかり方が大きく変化します。

● HI / LO
MIDS の周波数の効き方を切り替えます。

ソフトで幅広いLO、シャープで急激なHI。LO はマイルドでなだらかに変化するので変化がわかりやすいです。

HI はワイルドで派手に変化しますが、セッティングが結構シビアです。

セッティング例を作ってみました。

■画像左:オススメ
まさにオススメ。

音量も多少は上がりますが、ぐっとミドルが持ち上がるのでズバっと音がヌケてきます。

HI だとギターソロに最適、LO にするとつまみ位置が同じセッティングでもややマイルドになるので、ここはお好みでという感じです。オーバードライブなら LO の方が良いかな。

■画像中央:ワウ
ワウペダルを途中で止めた鼻をつまんだような Mケルシェンカー風サウンドですね。

ワウペダルがなくてもちょっとあのトーンでギター泣かせたいなーっていう時、ガラリと変えることができるので面白いです。

■画像右:ミッドカット
ディストーションと組み合わせることでギンギンのメタルサウンドにできます。過激な歪みがさらに過激になります。

歪みエフェクターの後ろに繋いで、歪みのミッドコントロールとして使う定番使用法。ドンシャリ、ズドンズンシャリ。

「楽器のキャラクター補正にも効果的」

使っているうちにセッティングが楽器とうまくハマれば音が化けるからオバケなんかなー、と

そんな気がしてきました。

私のちょっと変なテレキャスターがなかなかアンプを選ぶ曲者なんですが、だいぶ協調性をもって接してくれるようになったので、もともとあった狙い通りでした。

リアがカリカリになってしまいがちな楽器も、うまいことハマれば嫌なハイのカドが取れて

ジューシーなサウンドにすることも可能。キャラクター補正という感じですね。

「飛び道具としてのオバケトーン」

HI 位置で SWEEP を最小から最大に回すと急なトーンの変化でヒョワンヒョワン言うので、ライブ時に突如しゃがんでロングトーンをヒョワンヒョワンさせるという飛び道具的な使い方もアリです。

つまみも1つの楽器となります。これはオバケトーンと呼びたいところですね。

オバケトーン…、好きだな。と舘ひろし風に渋く決めて終わりたいと思います。

オバケトーン、大好き!

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

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