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パッチケーブルの逃がし方と長さ調整の話

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

ボード製作の打ち合わせ時に、すべて固定の場合はジャストにパッチケーブルを製作するわけですが、「ここだけちょっと入れ換えしたい」というご要望がたまにあります。

主に歪み系エフェクターの部分入れ換えが多いですが、バンドや音楽によって変えたいということ、ありますよね。

その際、入れ換えの度に長さの違うパッチケーブルを毎回差し替えるのはちょっと手間だと思います。

パッチケーブルは取り回してまとめてタイベースに固定しているので、一本挿し換えるにもインシュロックをニッパーで切って全部バラさないといけなかったりするんですよね。

なので、前もって部分変更がある場合はその部分だけパッチケーブルをちょっと長めに製作します。当然ですが、その場合はDCケーブルもちょっと長めのを使用します。

ジャストで作るとこんな感じです。

ちょっと長めに作る場合は余りの長さをこういう感じで逃がします。

ボード手前の場合はあんまり手前にケーブルは出せません。

その場合は、かさ上げと組み合わせたり向きを逆にしたり、、、本当にまぁ毎回ケースバイケースです。

他には、その部分だけどちらも収まるかさ上げ台を製作して、フリースペースのように乗っけるという場合もあります。

かさ上げ台はマジックテープで着脱可能ですので、使わない時は取り外してもいいわけです。

これはかさ上げのメリットになりますが、端に寄せるとケーブルを真下に落とすことも可能です。

画像のチューナーのように、ベタ起きでL字のDCケーブルを接続すると隠れてしまう横スイッチも問題なく弄り倒せるようになります。

tcの小さいサイズのはパッチ/DCのプラグ形状によって結構干渉しがちですので、こういう避け方もあります。

避けることで稼げるスペースもある、という最終的な着地が謎になってしまいましたが、ボードの製作は完全固定限定ではなく、部分的に入れ換えしたいんだけどなーという場合はお気軽にご相談ください、ということですね。

ここはコレとコレとで入れ換えることがある、をお知らせいただければそれに合わせての製作が可能ですー。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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